099.入眠時の音の話

人それぞれ眠る時のスタイルがあると思うが、僕自身は入眠時に何かしら音がないと寝づらいタイプだ。
どうも無音の状態で真っ暗な中にいて、眠りに入るようで入らず、何か考えているようで何も考えていない感じが気持ち悪いのだ。また、ふとした瞬間に「うわー、俺もいつか死ぬのか」みたいなことが恐ろしくなって、せっかく眠りかけたのに飛び起きてしまうことさえある。

なので基本的には眠る時には音を流すようにしている。音楽よりは、ラジオなどの会話の音声を、言葉の意味が理解できるかどうかくらいの感じでうっすら流しているのがちょうどいい。音楽とかはリズムに乗ってしまうたちなので、あんまり入眠には合わない。

最近はASMR音源を流して寝ることも多い。程よく気持ちよく感じるのは、耳かき系、タッピング系、囁き声系。咀嚼音系は嫌厭する程ではないがそんなに好きではない。個人的にはASMR動画界のトップランナー(？)はとむぎさんの動画がとても好みで、寝やすい。

よく文章を書いたり映画が好きだったりするので、テキストやビジュアルにこだわりがあると思われがちだが、実際のところ音や声や語りのテンポみたいな聴覚の部分が一番敏感なんだなと思う。入眠時もそれは同じで、音の入力が何もない状態がなんというか、苦手なのだ。