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155.池上彰とハンドパワー
池上彰の著書に『知らないと恥をかく世界の大問題』というシリーズがある。
僕は1冊も、というか1ページも読んだことがない。
ただ、表紙のデザインには注目していた。池上彰が、シリーズ第何弾かを示す数字を掴んでいるのだ。
カメラマン「はい、じゃあここで9を持っていただいてるテイで…」
— Ryota a.k.a. 蟹ピエロ (@Funatoku_ryota) June 12, 2018
池上彰「え、何を持つんですか?」
カメラマン「いや、実際に持つんじゃなくて、あとで9を合成するので」
池上彰「きゅう?あ、何か球を持つんでしょうか?」
カメラマン「いや、違うんですけど、」
編集者「一旦止めまーす!」 pic.twitter.com/n7u595Q6Tb
編集者「あの、池上さん、撮影前にご説明したんですけど、新刊の表紙ということでですね、パート9ということで、数字の9を持っていただきたく…」
— Ryota a.k.a. 蟹ピエロ (@Funatoku_ryota) June 12, 2018
池上彰「あー、そういうことですか。じゃあ9を持ってきてもらって」
編集者「いや、それはあとで合成するんですが、え、わかんないかな…」
編集者「あのですね、前回のパート8も一応こういう形で8を持つポーズをしていただいたんですが」
— Ryota a.k.a. 蟹ピエロ (@Funatoku_ryota) June 12, 2018
池上彰「覚えてないですね」
編集者「いや、でもこれ、シリーズのひとつ前のものですけど…」
池上彰「覚えてないですね。これ、本当に私ですか?」
編集者「あー、えっと、はは、どうしようかな…」 pic.twitter.com/1Dch9c6euP
編集者「とりあえずこの8を持ってるような要領で9を持ってもらえれば」
— Ryota a.k.a. 蟹ピエロ (@Funatoku_ryota) June 12, 2018
池上彰「なるほど、ではこのように、手のひらにのせるような形で」
編集者「あー、8だとそれでもいいんですけど、9の場合は、何て言うんだろうな、下の部分をつまむイメージで」
池上彰「え、8を持つ要領では?」
編集者「どっちかというと、このパート7的な感じで持っていただいて」
— Ryota a.k.a. 蟹ピエロ (@Funatoku_ryota) June 12, 2018
池上彰「この本は何ですか?」
編集者「いや、シリーズの二つ前の本ですよ、え、覚えてないですか?」
池上彰「覚えてないですね。これ、私ですか?」
編集者「そうですよ、え、あれ、池上彰さんですよね?」
池上彰「そうです」 pic.twitter.com/CUW0eIi8kj
編集者「じゃあ、あの池上さん、予定時間も結構すぎてるんで、とりあえず手だけなんとなくこの辺りに手を持ってきていただいて、そしたらこちらの方で9を合成するので」
— Ryota a.k.a. 蟹ピエロ (@Funatoku_ryota) June 12, 2018
池上彰「……はぁ」
編集者「全然ピンと来てないな!」
一連のツイートを見てもらえれば分かる通り、単純に「数字を持つ想定で写真撮影するの、面白いな」というそれだけの興味だ。
さて、そんな『知らないと恥をかく世界の大問題』シリーズの第10弾が発売された。
そう、数字が浮いたのである。まさか、パート10にして池上がハンドパワーを獲得するとは。
ちなみに、今シリーズで池上彰が辿った変遷は下記の通り。
パート1〜3:帯期…池上の写真は帯にのみ登場。
パート4、5:表紙期…池上の写真が表紙に。数字には触れず。
パート6〜9:手持ち期…池上が数字を掴む。
パート10:ハンドパワー期…池上が超能力で数字を浮かせる。
シリーズを重ねるごとに力を増している池上。
パート11はどうなるのだろうか。引き続き、大いなる力によって数字を浮かせるのだろうか。個人的には両手でそれぞれ「1」を掴み、二刀流みたいな構えをしてほしいのだが。
今後もこのシリーズ(の表紙)から目が離せない。
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