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12月18日〜21日 第14巻『浮世の顔』

12月18日

今日はM-1を観る日、と決めていたので午前中に買い物を済ませて、帰宅後、水菜と豚バラ鍋で暖を取る。

敗者復活戦は面白い+華あるな~と思って、ママタルト・ケビンス・ヤーレンズの3組に入れた。ケビンスって21年結成なのか、すごいな。トップバッターのシンクロニシティが、以前落語会で見たことあったネタから、更にアレンジが加わってて面白かった。お笑いの人たちのネタの追求っぷりってすごいなぁ、となる。

決勝で好きだったのは真空ジェシカと男性ブランコ。真空ジェシカ、「韓国では受験生をパトカーで送ってあげる」という知識を、くすぐり的なひとボケで入れてくるのすごい。男性ブランコはあのカッチリした服装だから映えるバイオレンス。音符の向きが観客から見ると逆なのはちょい気になった。ヨネダ2000に山田邦子が「あれ思いついたとき嬉しかったでしょう?」って声をかけて上げるシーンもよかったな。山田邦子は(少なくとも表向きは)いわゆる分析的な審査ではないけれども、何か長年活躍してきたタレントの大物さが端々に感じられて、ああいうポジションの審査員がいるのはいいな、と思った。優勝はウエストランド。ポッドキャストとか聴いてたので、好きなコンビではあるので嬉しいけど、優勝したら色々面倒臭そうだな~と思って、SNSを観たら案の定、賛否の否のツイートに「ウエストランドの漫才で出てきた人だ~」みたいな怠い絡み方をしている人が大量に発生していて、それにはうんざり。

録画していた『鎌倉殿の13人』最終回。どんどん人が退場し、最終的には姉と弟ふたりだけの場面で壮絶に、悲しく、しかし救済でもあるものすごい幕引き。一年観たかいがあったね。

12月19日

バタバタしていた仕事がある程度片付いてきたが、他の仕事も入ってきて大変。粛々と対応していたらもう夜。

夜は溜まっていた日記を書き終えてから、中断状態だった『岸辺のアルバム』の続きを観る。母の不倫を知って動揺し、それが落ち着いたと思ったら姉が暴行され、かたき討ちに行ってコテンパンに返り討ちにされ、勉強に手が付けられない大変な日々の中、受けた大学を全て落第してしまう繁。自分の受験失敗を姉や母のせいにしたい負の感情を落ち着けるために、寒い町中をひたすらさまよい、誰にも気持ちを明かさずに帰路に着く。なん健気でいい奴なんだ、繁…。

12月20日

年末に向けて、ラストスパートなのか、まだまだ仕事が立て込んでいる。帰宅後『岸辺のアルバム』10話。生活にやはり息苦しさを感じ、社会奉仕活動をしてみても心満たされない母・則子が、一度は縁を切った不倫相手に連絡を取るけど、もう相手の心は自分からすっかり離れてしまっていた……、という描写の丁寧さに肝が冷える(差し込まれる固定電話のカット!)。

12月21日

鬼平を読む。侍が娘を手ごめにしているところへ出くわした盗人の権太郎と磯七。侍を撲殺した権太郎はその懐から三十両入った胴巻を奪い、さらに娘にも暴行を加えようとする。その凶行を止めるようとした磯七は権太郎を刺殺。娘も磯七もその場から逃げたため、奇妙な殺人現場が出来上がった。ひょんなことからその事件を知った平蔵は調査を始めるが……、という話。いつものパターンなら磯七にフォーカスするのかなと思ったら、彼は早々に話からも姿を消し、怪死事件を調べてるうちに賊を捕らえることができた、というようなエピソードに。とあるきっかけが回り回って思わぬ結果を呼ぶものだ、みたいな感慨で終わるんだけど、「そんな展開になるのか!」という驚きは他のエピソードと比べても薄いような……。
前回死んだ平十の妻が登場。たしかに平十死にっぱなしで、その後のケアがなかったものな。物語への絡め方は巧み。

賞与ももうすぐなので、下半期の社長面談。気づいたら社歴も中堅くらいの長さになってしまった(上の人が結構辞めたというのもあるが)。今後、後輩もどんどん増えるらしく、ちょっと会社内でのポジションも変えていかなければならないかな。いつまでも新人気分なのだが……。

仕事帰りは久々にひとりカラオケ。1時間歌ったら喉はガラガラになった。帰宅後はだるく疲れてしまったので、ベッドに寝転んで、この前観た流行恋逢都“噺”のアフタートークスペースを聴きながらこの日記を書いている。

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