見出し画像

274.Twitterとデマについてのメモ

Twitterをぼんやり眺めていたら、「〜っていうツイートはデマだった!」というつぶやきが流れてきた。デマの方のツイートもちょっと前にTLで目にしていたけど、真偽や事情がわからなかったのでスルーしていた。「ほほう、やっぱり怪しいツイートだったものなぁ」という感想。
ただ、そのデマツイートは数万RTという単位で拡散されているのに対して、訂正ツイートのRT数はかなり劣っている。やはり一旦拡散してしまったデマを取り消すことはかなり難しいことだ。TwitterはRTだけでなく、「いいね」でもフォロワーのTLにツイートが流れ込むことがあるため、無意識のうちにデマを拡散するリスクもある。Twitterの拡散力はものすごいものがあるが、一方でストッパーがない分、デマでも際限無く広まってしまうのが恐ろしい。

試しに「デマ」という単語でTwitter検索してみたら出るわ出るわ。TLで観測されない範囲でも、あちこちでさまざまなデマが拡散されていることがよくわかる。

最近聞いたラジオで、「物事を台無しにするためのコストがどんどん下がっている」という話をしていたが、それに通じるところはあるなぁ。1ツイートによって簡単に人の評判を下げることができるようになってしまった。

デマの拡散に加担したくはない。でも、それがデマか事実かを見分けることはかなり難しくなってきている。
RTなりいいねなりをする前に、そのツイートが正しいのか全てファクトチェックできるのが理想だ。ほんと、ファクトチェックはマジで大事。
ただ、すべてのツイートをファクトチェックするには手間と時間がかかりすぎる。膨大な情報が流れ込むTwitterはファクトチェックと親和性が低い(から、タチが悪い)。
最低限の防衛策として、ツイートで言及しているものに出典元となるリンクが付いておらず、一部分を切り取ったと思われる動画やスクショのみ、というのは結構怪しいので、いったん触れずにスルーするというのは、振る舞いとして覚えておいたほうがいいし、僕もそうしている。

あとはできる限り、一方の思想に偏るようなことを避けておきたい。しっかり勉強して知識をがっつり身につけた上で何かしらの思想に傾倒するならまだいいんだけど、最近は「生活にハリを出すため」思想に偏っている人が結構見受けられる。そうなるとヤバい。

自分から能動的に取りにいく情報以外は、半信半疑でいるくらいが、健全でいいと思うんだけどどうだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?