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8月6日~8日 第24巻 『女密偵女賊』

8月6日

午前中に歯医者に行って、とりあえずこの度治療が必要だった分は全て治療してもらった。今後は定期健診で次は11月頃。

落語を観に行こうかと思ったらぐずぐずだらだらしていたら間に合わない時間になってしまったので断念。溜まっていた日記を書いたりして過ごす。夜ははじめての繭期2023SUMMERで『グランギニョル』を観た。残酷劇のための残酷劇に巻き込まれる残酷劇で、一から世界観を立ち上げてここまで徹底した悲劇を作ってシリーズ化するというのはなかなか驚異的なことだなと思う。

8月7日

会社の昼休憩で文學界の最新号を購入。柿内さんやわかしょさんが書いている特集に加え、住本さんが小説の月評も担当しているので、これはマストバイだったのだが、店頭で見かけた群像が恐るべき分厚さだったので、文學界はいつ手を出せるか不明。代わりに読む人第1号もまだ手を付けられていないので、fuzkueであれこれ読み進める日を作ってもいいかも。

夏休み期間の天気が全日程ずっと悪い予報でがっくり。渋谷らくごに通おうと思っていたのだが……。他にも落語を観に行ったり、遊びに行ったりしたいので、なんとか持ちこたえてくれないものか。

久し振りの運動不足解消のため、仕事帰りに区立体育館のプールに寄って泳いだり歩いたり。20代カップルらしい男女が水中ウォーキングでプールを行ったり来たりしながら、ずっとしりとりをしているらしくて何だか微笑ましいものを見かけたな、という気持ち。ちょっと泳いだだけでどっしり体が重くなった体感。帰宅後、郵便受けを覗いたら、不在届けが入っていた。群像が分厚くて郵便受けに入らなかったのだろう。再配達を申し込む。Spotifyで音楽をあれこれ聴いたらすっかり寝るのが遅くなってしまった。

8月8日

今月の群像、群像史上で一番ページ数が多いらしい。そりゃ郵便受けに入らないわ。

今日は途中、案件が来ずに仕事が暇な時間があって、新人さんも手が空いて暇だったので、「こういう暇な時間も、この仕事にはあるよ」という話をする。

近づいてきている台風7号には「ラン」という名前がついていて、加藤治郎の短歌「言葉ではない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ラン!」を思い出す。

帰宅後、鬼平を読む。佐沼の久七のところへ訪れたおまさ。久七はフリーの盗人をお頭に周旋して斡旋料を取る口合人として仕事をしているが、今は平蔵に協力する密偵のような存在だ。久七は一人働きの盗人・駒太郎が最近訪ねてきたことをおまさに報告する。その帰り道、おまさはかつて一緒に仕事をしたことのある女賊・お糸を見かけて……という話。実は駒太郎・お糸は恋仲だった。鳥浜一味のお頭・岩吉は自分の言うことをきかない駒太郎を、金で雇った浪人・七兵衛を使って殺害。岩吉を捕えた平蔵は駒太郎の敵討ちとして、七兵衛を斬る。一人働きの男女の悲恋を描きつつ、サブストーリー的に前話で両想いになった小柳・お園の婚礼が描かれて、幸・不幸のコントラストが効いている。

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