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062.日記(5月19日〜5月21日)

5月19日

連日の立て込んだ仕事と、前日のイベント疲れで昼頃までダウン。寝たり起きたりしながらダラダラする。

昼過ぎくらいからやっとこさ身を起こして、散髪だけ済ませる。
「東京のつらい場所」を更新。もりたを追い込んだ僕がしっかり天罰に遭う回。更新した直後からフォロワーさんより「Ryotaさんが鬼畜」「最低」と好評(?)を集める。自分で読み直しても「いやぁ、最低だなぁ俺」という感じ。残りの編集も進めなければ……。

5月20日

起床。ウダウダと会社へ。先週に引き続き割と仕事が立て込んでて、なんとか対応する。

丹野未雪『あたらしい無職』を読了。淡々とした日記の中に、「働く」をめぐる感情の機微が漂っている。無職なのかフリーランスなのかという曖昧さや、取材先で出会う様々な生業を持つ人たちの生活のあり方……。終盤の「友達にお金を借りる/貸す」の部分とかは胸がぎゅっとなって心がざわつく感じもあり、素朴な日記の体裁の中に、生活の実感に繋がった感情がたくさん染み込んでいる。

あやのさんから引っ越しの手伝いを頼まれる。が、引っ越しは段取り力と体力という僕の苦手な要素を要求されるので「うーん」と渋る。あやのさんハウス遠いし、その日は内田裕也追悼上映に行きたいしなぁ〜とゴネていたら、もりたが会話に参戦。抜群の仕切り力で、その日の助っ人になってくれる友人を確保し、引っ越し当日までに確認しておかなければいけない項目をリストアップして八面六臂の活躍。なんて親切で頼りになる奴……。

5月21日

激しい雨音のせいで5時頃に目覚める。家を出るまで溜まっているテレビの録画を消化。「テレビ千鳥」で大悟がノブに手作り料理を振る舞う企画はマズいものができるかと思いきやめちゃくちゃ美味しい料理が出来上がり、ノブが大絶賛するという展開が可笑しくてハッピーでよかった。
食べ物を報告しあう相互監視ダイエット仲間のもりたから、朝ごはんの報告と共に「今日は風雨が強いから、早めに家をでた方がいいよ」とメッセージがきて、こんな親切な奴をつらい場所の企画で追い込んだことを今さら反省する。

会社へ。夕方からバタバタとやることが出てきてちょっと大変だった。
帰宅後、久しぶりに自炊。といっても豚バラとピーマンの炒め物だが、醤油とマヨネーズにチューブにんにくを投入したら米泥棒な料理ができてしまって、満足。

最近Twitterで話題になっている津原泰水の作品、ナイスな短編集『11 eleven』しか読んでなかったので、たまたま書店で見つけた『蘆屋家の崩壊』を読みはじめた。主人公目線の文体がダラダラと冗長なようでいて、実は読んでいてテンポがよく、するする読み進めれる。最初の2篇を読んだのだが、特に表題作は男二人して豆腐を食べて感激のあまり泣くというユーモラスなところから次第に妖しい展開に引きずり込まれ、文字通り「崩壊」が起こるラストはちょっと可笑しくも不気味な余韻。この後も楽しく読み進められそう。

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