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305.手書き不足
今日は21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」に行った。基本的に社外秘となりがちなため外に出ることが少ないデザイン制作の途中段階の資料が大量に展示されていて、興味津々で見た。
資料の中には手書きのスケッチやメモが多い。それが図にしろ、イラストにしろ、言葉にしろ、思考するときには手を動かさなければいけないんだな、と痛感する。
思えば、ここ最近は手を動かすことが少なくなってきた。
以前の仕事は紙媒体だったため、インタビュー原稿を構成するときには文字起こしに印を入れながら考えていたし、校正の際には赤ペンでガツガツ修正を書き込んでいた。
今は基本的にWEB上の求人広告の仕事になので、思考もPCのディスプレイ上で行なわれている。
手書きかPCかで思考がどう異なるのか、まぁ使うツールにはよるとも思うんだけど、手書きの方が痕跡を残しながら思考を重ねていったり、あちこちに書き込んだりといった自由度は高いような気がする。一方、PCでの文章作成は直線的なので、思ったことをダーッとまっすぐ書き連ねていけるので、個人的には結構しっくりくる場面もある。
手書きとPC、それぞれメリットや特性がある。最近はちょっとPCが多すぎるので、普段の仕事や生活の中でもうちょっと手書きを復権させたいな、と、マル秘展を観ながらぼんやり考えた、ということをここでメモしておく。
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