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304.大学入試のこと

今日はセンター入試の実施日だったわけだが、僕は2010年に高校三年生だったので、自分自身の大学入試から丸10年経ったことになる。時間が経つのは早いものだ。

僕は中学時代に、「この大学、めちゃめちゃ面白そうな勉強するやん!」と早稲田の文化構想学部に興味を持ち、高校受験時には「早稲田に入れる学力レベルのところ」を狙って入学した。
文化構想は国語、英語、歴史の三教科入試だったので、学校でも塾でもその勉強を中心にやっていた。歴史は日本史を選択。世界史の成績は全然ダメだったのだ。
塾はずっと映像講義を観る形式のところに通っていた。一番の不安だった英語はかなり基礎的な授業からやっていたけど、今でも苦手な科目ではある。
そもそも、勉強は嫌いだった。夏休みの宿題も最後まで溜めるタイプだし。たまに自習に行くふりをして、自転車でひたすら遠くまで行って帰ってくる、とかもやっていた。徹夜で勉強とかもやらなかったな。

滑り止めも私大だったが、センター利用形式の受験だったので一応受けた。たしか古文の授業で出てきた問題が、高校の実力テストで先生が出したのと同じ文章で、実力というよりはテストの時の記憶を総動員して解いた、という思い出がある。

早稲田の大学入試は前日に東京に来て、東新宿のホテルに泊まった。付き添いで母親が来た。僕は緊張のあまり前日からえずきまくっていて、あんまり眠れなかった。

早稲田の入試はもちろんめちゃくちゃ難しくて、特に英語はかなりできなかったのをなんとか悪あがきして解いていった。
助かったのは日本史で、かなり基礎的な部分を問う設問が多かったこと。文化構想の日本史はちょっと物流とか文化とかちょっとマニアックな歴史の流れを問うことがあったのに、なぜかこの年の日本史はかなり基礎ど真ん中な話題が多くて、かなり得点できたと思う。

入試結果はインターネットで発表。家で先に僕だけ確認した。買い物から帰ってきた母親に「合格した!」と告げると、「嘘!スゴい!え、どうしよ!」とあちこちウロウロし始めた。買い物袋を握りしめたまま。

もうあれから10年経って、もう大学にいた年数より社会人をやってる年数の方が長くなってしまった。大学で学んだことや出会った人が僕の人生に与えた影響の大きさを考えると、あのとき受かって本当によかったなぁ、と思う。


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