見出し画像

101.日記(6月27日〜6月29日)

6月27日

ちょこちょこと仕事ありつつ割と平常運転。来週の北海道出張は土曜の夜に変えることが決定。割と自由な時間がありそうで嬉しい。

通勤電車で吉川浩満『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』を読み終える。あんまり読みなれていない分野の話が多いので理解してないところもあるが、複数のテキストで重要なポイントを何度もなぞってくれるので割と飲み込みやすい。進化や人工知能、絶滅、倫理、認知バイアスなど、理系文系諸学問を横断しながらの知見がまとまっていて興味深い。人工知能の発達によって倫理問題の思考実験で有名なトロッコ問題的な決定をどうするかを実際に規定しなければいけないという話題は、Netflixの『グッド・プレイス』を思い出したりした。関連書籍もいろいろ読みたいな。

6月28日

仕事が立て込んで結構忙しいものの、なんとか終わらせる。

急いで移動して、落語家として活動している大学同期の勉強会へ。会場は喫茶店の二階。改装した結果、客席が前後に二列という見たことのない形になっていた。
半年ごとに開催されている勉強会。毎回じわじわ上手くなっているのが観ていて楽しい。演目が「後生鰻」「辰巳の辻占」だったので「両方とも川に何かを投げ込むシーンがあったね」と言ったら、「そうそう、今回は『川に何かを投げ込む話』がテーマなの」と言っていた。本当かはわからない。最近の近況が「よく寝ている」「チョコとラムネをたくさん食べている」だったので、子どもかよ…ってなる。

客席にいたサークルの同期や先輩とサイゼリヤで軽く食事。辛味チキンを床に落としてしまい結構凹む。ワインを飲んでフラフラしながら帰る。

6月29日

変な時間に目が覚めてしまい、録画していた『フリー・ファイヤー』を観る。銃の密売取引がひょんなキッカケから銃撃戦になる…という話だが、緊迫感やスリリングさはなく、「これ、どこまでいったら終わるんだよ…」というダラダラとした倦怠感が生み出すカオスを前面に押し出している、あんまりないタイプのテイスト。序盤のピリピリムードの描き方や、中盤のいきなり狂気走るキャラのおっかなさ、ラストの程よい着地など結構好みのシーンもあり、絶賛とまでは言わないがいい感じに楽しんだ。

乗り換え用のSIMカードが届くも手続きがなかなか進まず。NMPの転入が止まったまま。電話は今まさに乗り換えようとしているものだけなので八方塞がり。明日改めて携帯ショップに相談に行こう。

さらに録画していた『復讐 運命の訪問者』を観る。黒沢清テイストはもちろんありながら、冒頭とラストの演出の反復した見せ方など、エンタメっぽい作劇にもなっていて、見やすい作品。必要以上に繰り返し撃つ、その哀川翔の虚無の顔がよい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?