003. kuchek(クーチェキ)についてのメモ1
noteで「kuchek(クーチェキ)」というWEBメディア企画をやっている。WEBメディアといっても編集・運営しているのは僕一人だし、執筆者も友人・知人のみなので、本当にささやかな趣味の延長みたいなものなのだけど、とにかくやっている。
最初の着想は「noteのマガジン機能を使えば、ひとつのアカウント内に複数の連載コーナーを作れるじゃん!」というそれだけのことで、それを思いつく寸前まで「自分が編集するWEBメディアを作りたい」なんて全く思っていなかった。とはいえ思いついてしまったのだからしょうがない。翌日にはTwitter上で「誰か連載持ちたい人は言ってください」と募り、5日後にはアカウントを立ち上げていた。
ちなみに「クーチェキ」というのは映画『柳と風』の主人公の少年の名前。僕がとても好きな映画であること、名前がキャッチーで可愛らしさもあり、検索しても同じ名前のWebメディアがなかったことからこの名前にした。学校の窓ガラスを割ってしまった少年が、弁償のために新しいガラス板を買いに行く映画なので、ロゴも窓をイメージしたものにした(フリーでロゴを作れるサイトで作成)。ちなみにヘッダーも、新宿のタワーレコード10Fの窓の写真を使っている。
昨年6月に最初の記事を掲載。少なくとも毎月1本以上は記事を公開できている。当初は自分で記事執筆もしようと思っていたが、今のところは友人・知人に執筆してもらったものか、インタビューした記事がメイン。月末に編集後記を書いてはいるものの、完全に自分オンリーの企画記事はなし。
僕が完全に編集作業に徹しているのは、ここ一年くらい「何か作りたい」「発信したい」欲が減退して、代わりに「面白い話が聞きたい」とか「友人が面白いと思っているものについて知りたい」という欲の方が増しているからだ。もう自発的に興味を持てる範囲が見えてきてしまったので、人を介して新たな興味に出会いたいなぁという感じ。「香水」についての記事を自分で選んで読むことはないけど、仲のいい友達が大好きだという「香水」の話は読みたくなる。普段の生活で「学習参考書」のことについて調べる機会はほとんどないけど、面白いフォロワーさんが「学習参考書」について紹介してくれるなら聞きたくなる。そんな感じで、クーチェキは自分が伝えたいことよりも、自分の周囲の人から話を聞いたり引き出したりするための場だと、今の僕は考えている。
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