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2021.7.3 UCHIDA MAAYA LIVE 2021『FLASH FLASH FLASH』 感想レポ

まえがき

有観客ライブが2019年のZeppツアー『we are here』ぶりとなった本公演『FLASH FLASH FLASH』

イベントは去年末にあったのだが、ライブとしての立ち位置はおよそ1年半ぶりとなった。

その間にも本人の心情や、ファンに対する気持ちを歌った新曲のリリースや配信ライブは行われていたのだがやっぱり生は違った。

今回は内田真礼FC会員の友人6人でライブに参加したのだけれど、全員が終わった後にはそれはもうほくほくした感じだった。

そんなライブについて今回はざっくりと感想を綴っていこうと思う。


本編

今回の公演は開催前から割と山あり谷ありで、当日まで開催可否が検討されていた。

結果的に喜ばしいことに開催する方針になり、友人たちと合流しご飯を食べながらライブに対する期待を膨らませていた。

今回のライブはなんと会場の収容人数100%のキャパでのライブ開催。
ただし、発声禁止に加えて、原則着席での鑑賞。

なんだか、私の好きなロックバンドの去年のツアーを思い出したのだが、今回は100%ということで隣に座っている人との距離の近さを感じた。どうやら、友人たちも同じことを思っていたらしく久しく忘れていた感覚だなと思いながら開演を待った。

立川ステージガーデンは初めて来た会場だったのだけれど、構造として前方にステージがあり、1階席にはフラットの状態で座席が用意されていた。1階の座席スペースの左右に2階、3階の座席が用意されていたのだが1階席後方よりは2階席や3階席の方が見やすいかもなという感覚。

開演時間になると前方で前方で映像が流れ始めた。
その映像は過去のライブを辿るもので、過去から今に至るまで順番に映像が流れてくる。
・2016年に中野サンプラザホールで行われた「Hello, 1st contact!」
・2017年に代々木第一体育館で行われた「Smiling Spiral」
・東京、大阪の2ヶ所で行われた+INTERSECT♡SUMMER+
・2018年に初めてツアーと題して行われた「Magic Number」
・2019年元旦に日本武道館で行われた「take me take you BUDOKAN!!」
・Zeppツアーとして行われた「we are here」
・2020年に配信ライブで行われた「Hello, ONLINE contact!」

1年半ぶりの待ちに待ったワンマンライブということもあってこういう演出がくるとやっぱりグッとくる。

映像が流れた後、『FLASH FLASH FLASH』の公演タイトルが映し出されると紗幕が落ち、ステージの全容が顕になる。

ステージの構成としては上段と下段に分かれており、中央には上段と下段を繋ぐ階段があった。客席から見て階段を挟んで左側にはドラム、ベース、キーボード、マニピュレーター&パーカッション。右側にはギターに加えて、1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロのスペースがあった。

ステージ上段中央で迫り上がったリフトに内田真礼さんが姿を表すと優しい歌声からライブがいよいよ幕を開けた。


1. ノーシナリオ

本来であれば、2020年に横浜アリーナで開催されるはずであったワンマンライブに先駆けて『we are here』のツアーファイナルで発表されたシングルで、ファンに対する気持ちを歌った楽曲でもある。

この楽曲が再三のイベントやライブ中止を経てようやく迎えたこの日のスタートに聞けることがとても嬉しかったし、溜まりに溜まった気持ちが一気に解放されるような感覚があった。

いつもと違う点として、いつものバンドメンバーに加えてストリングス隊がいたため、音の重厚感やサウンドアレンジが効きまくっていていつも聞いていた楽曲が新しい顔を見せまくっていた。

だいぶ余談だが、友人とライブ前にセットリスト談義をしていた際にノーシナリオが1曲目という予想が見事に当たったので褒めて欲しい。

年末のイベントで披露したノーシナリオは内田真礼さんが感極まって1番のAメロが歌えなかったという経験があったための初手ノーシナリオではないか、と友人は考察しており、なるほどな!と思ったので記しておく。

配信で改めて見るとイントロの「内田真礼でーす!」とサイリウムの光の波の素晴らしさが目に入る。


2. Resonant Heart

待ちに待ったイントロだった。
友人にはことあるごとにそろそろResonant Heartを聞きたいと話していたのだけれど、ここに来てようやく初会合を果たす。

しかもストリングスが入っているおかげで普段は同期で流しているだろう音が生でアレンジが加わっての披露なので大袈裟にいうと一度生で聞いたことがある全曲のノーシナリオですら、初めましての感覚。

画面後方のスクリーンにはデカデカとサビ前にWelcomeという煽りが映し出され、サビに入ると観客が座りつつも興奮でサイリウムをこれでもかと振っている景色を見て今めちゃくちゃいい環境にいるなと感じた。

特殊イントロではなく、内田さんの歌い出しから静かに導入していく瞬間の声は出せずとも身体がブルっと喜びで震える感覚が残っている。

そしてこれは配信外の光景なのだが、アウトロで内田さんの大きい影が2階席左側の壁面にデカデカと映し出されている姿がかなりカッコよかった。
ストリングスの締めと音の余韻と同時に映し出される影にも凛々しさを感じた。

登場時に羽織っていたものをいつの間にか脱いでいてドレス姿になっていた。


3. 世界が形無くしても

これも続けざまの驚きポイントで演奏するだろうなという予想には全く入っていなかった。

印象に残っている景色が前の列にいたPENKIのTシャツを羽織ったファンがこのイントロで頭を抱えていたこと。ノーシナリオでも目頭を覆うような挙動をしていた様子も目に入ったのでいわゆる感情になった状態なのかなと思った。

この曲に至っては武道館のようなお祭りサウンドでも1stのようなフレッシュさを持った躍動感とも違い、引き締まったような雰囲気を秘めた疾走感を持っており、Resonant Heartからうまくバトンが渡った様相がライブ感の高揚感を引き出していたなと感服した。

イントロが特徴的な曲だけれどストリングスが入ったことにより和テイストロックは残しつつ壮大な雰囲気が増しまくった。音源が欲しい。


MC

3曲演奏し、MCへ。

「FLASH FLASH FLASH、始まりました!」と簡単に配信先と観客へ挨拶を行い、パワーアップしたまあやバンドで沢山の楽曲を披露します!と早速次の曲へ。


4. キミ行きEXPRESS

内田さんの表情と全曲までの流れと変わった声色を見てつくづく表現の人なのだなと実感させられたワンシーン。

歌詞が乙女モード全開なのでそれに合わせた歌声と踊りとそして表情を一曲の中で完全に仕上げてきているのだが、後で配信の映像を見返したところ、我々の業界(仲間内)でいう膨れっ面まあや(図鑑No.151) のシーンで全員息絶えてしまった。他にも眠りまあやと寝起きまあやと振り付けで見るべきところが多い。

軽やかなおしゃれポップかつ壮大な上、今回はバンド編成が正にその楽曲の魅力を引き出すようなものになっているので今回のセトリに入っていて本当に良かった。


5. 波乗りキャリーオン

これが来た時に掛け声も出来ないしウェーブもどうなるんだろ..!と思っていたのだけれど掛け声の部分はバンドメンバーの前撮り、ウェーブは座っていても出来るだろ。と言わんばかりにステージ上段から内田さんが存分に煽ってくる。

座っていたのでそのときはウェーブが上手くいってるのかわからなかったけれども配信で見るとどうやらちゃんと波になっていたようで。

出来る限りウェーブやクラップなどで盛り上がろうとする一体感良かったな。


6. Agitato

今回のライブで披露されたことによりガッツポーズ。Magic Number Tour以来演奏されていた記憶が無いのだが、そのときはブラス編成で披露。今回はストリングス編成で披露ということで事あるごとにめちゃくちゃ最高なタイミングで披露されている。

更に内田さんの振り付けもMagic Numberのときとは異なるので個人的には完全に新曲枠。

ステージ上の青いライトで包まれている場面で対して観客側は赤いライトで徹底している場面があってそのコントラストも見事だった。


7. カナリア

本公演初披露の楽曲。

なのだが、初披露がストリングスアレンジという面白い事態に。

声色が艶を出す感じにギアを変えており、ハンドマイクに変えつつ踊りも披露するという贅沢さ。

イントロのベースの意味がわからないほどの色気スラップ、ギターのサビ前のガンガンに歪ませつつフレーズも最高でメリハリもバッチリ。

ステージ下部の右側お立ち台に寄りかかって歌う色気や正面から見た際にダンサーと完璧に成り立った連携がとても初披露とは思えないような完成度で驚きが隠せなかった。


MC

#まあやらいぶ2021で感想を呟きましょう

ここでメンバー紹介も済ませ、観客が100%キャパで集まっていることに対しての感動も述べていた。メンバー紹介のときにギターと1st Violinがカナリアのフレーズ弾いてたのズルすぎるだろとツッコミたい。


8. aventure bleu

Magic Hourが大好きなのでこの楽曲が来たときによっしゃぁ!!!と叫びたくなった。

スクリーン上の泡の映像も綺麗だしライティングも最高に綺麗。何よりこの楽曲でストリングスが合わない訳がないのでストリングス隊がいるなら絶対やってくれ!!という気持ちだった。

補足にはなるが、事前にストリングス隊がいることは発表されておらずこれ自体がもう最高のサプライズなのだ。

普段は同期の部分も弦楽器の伸びのある生きた音をリアルで聞くことにより更に心酔していく感覚。


9. TickTack...Bomb

お馴染みの映像を後ろに見つつ、階段部にも細かくライティングの演出が追加されていた。

1番が終わったときにはステージ上部中央にソファがせりあがり、そこにもたれながら歌う演出へ。

この曲はセリフの部分の言い回しといい、これは内田さんだからこそ歌える楽曲だよなと毎回思わされる。披露回数が増えれば増えるほど乙女というよりかは大人の女性としての色気が増していくのだ。

歌い終わったときにはソファーごと内田さんがステージから退場し、バンドセッションへ。


BAND SESSION

ストリングスのフレーズから始まり、バンド隊とストリングス隊の音のぶつかりあいがものすごく心地よいものになっている。

その瞬間の音の強さはバンド隊が担っており、余韻はストリングス隊が担っていて、それぞれが最終的に合わさってyouthful beautifulのフレーズを演奏しているのが最高だった。


10. youthful beautiful

この流れだと間違いなく来るだろうなと思っていたが、まさかのRemixでの披露。

ヘッドマイクを装着してダンサーと肩を並べてキレの良いダンスを披露する姿を見てどれほど努力したらこんなになるのかとただ驚くしか出来なかった。とてもしなやかなキレを見せながらも伸びのある歌声も同時に披露する。

ライティングも良く、サビにはカラフルに照らし、ラスサビ前には白い光で優しく包むような曲の機微に完璧に合わせたような照明。

アウトロの口笛がものすごく好きでそこから鳥の囀りがあるのだけれどそれら全てがしっかり鳴り止んだあとに拍手が起きたのもなんか感動した。


11. magic hour

これもアコとストリングス隊が非常にお手柄だった。あとはどの曲でもそうだけれどパーカスの絶妙な音入れがないと物足りなさを感じる楽曲だなとつくづく思った。

それほど繊細で美しい曲なんだよな。

曲間の微笑むしぐさも含めてここの情緒は過去1かもしれない。

更に更に、スクリーン上では色のグラデーションが色鮮やかに変わっていく演出がなされているのだけれど、実はリアルタイムでアルコールインクアートなるものを施していて実際に人が作り出しているのだとか。

まるで綺麗な空が夜に近づいていくかのようなグラデーションで最高に綺麗な演出。曲終盤になると内田さんがステージ上部に上がり、下段にはスモッグが広がり始める。

これも次曲の伏線である。本当に見事。


12. いつか雲が晴れたなら

引き続き、雨のSEとともにアルコールインクアートで雨が降っているかのように表現を見せる。

先程とはうって変わってタイトルの通り段々暗かった色がどんどん明るくなるような。雲が晴れていくような演出が施されており幻想的だった。

ライトもラスサビで虹を表現しており、白雲が少しずつ薄くなるときはもう感動を隠しきれなかった。

演奏は言わずもがな、何回も言うけどストリングスが景色、心模様という壮大なテーマに対してあまりにも最適解。

とても綺麗な流れだった。


MC

ここに来てひと段落。

#まあやらいぶ2021というと観客が拍手を返してくれることに喜びつつも演出について語っていたり 、初めてヘッドセットで歌ったことも話した。

ダンスを頑張りたかったと自分の中のテーマについても話していたがそのテーマについてはライブ途中のここまででも十二分に果たされており、バンドメンバーも称賛していた。


13. ストロボメモリー

これは本当にキーボードが素晴らしい。

出だしのボーカルとのタイミングもフレーズの強弱も完璧に最高。

楽曲間のバランスが最高でどの楽曲でどの楽器を引き立たせるかまで完璧に考えてるんだろうなと思って鳥肌が止まらなかった。

こちらもワンマンでは初披露なのだが初披露がストリングスアレンジなので原曲のイメージと比較するとサビ前からサビにかけての重厚感でバカほどびびってしまう。

それでもこの曲を最高に仕上げてくれている土台はやっぱキーボードだな。


14. セツナ Ring a Bell

今にして思うとストロボメモリーの余韻から上手く繋げるとしたらこれだな!確かに!と思ってしまう。

ストロボメモリーから引き継いでスクリーンではフィルムのようなコマ割りが再現されており、階段前で歌う内田さんと階段で波打って走っている白いライトを合わせると、さもMVのワンシーンみたいな演出になっておりこれまた鳥肌が止まらなくなる。

we are hereの光を鏡で反射させる演出もすきだが、今回のような前曲のテーマの演出から繋げてフィルムとして思い出を語らせるような形の演出も刺さってしまう。


15. c.o.s.m.o.s

武道館などで映し出された映像をバックに。

映像中に映し出される花の中心に内田さんが立って歌っているのがとても綺麗でギターの残響やストリングスが加わったことによってダンサブルな楽曲が上品さをも得てしまうという無敵な状態に。

更に演奏後は後奏の余韻を引きずったままダンスショーケースに入る。


DANCE SHOWCASE

ここら辺はマニピュレーターが本当にズルくてc.o.s.m.o.sの音をバックにのせたまま次の曲で流すハートビートシティとフレーズを合わせに来ててc.o.s.m.o.sとハートビートシティのマッシュアップ最高だなと思ってたらついにはギターまでフレーズを弾き始めた。

内田さんが登場すると案の定、曲の開始を仄めかすようにワンテンポおく。


16. ハートビートシティ

今回の公演で凄まじく好きになってしまった楽曲の一つ。

先程のマッシュアップ「食らったのもあるが、スモッグの中でドレス姿で歌う構図、ネオンで作り出される街の演出、ストリングスとマニピュレーターの徹底して作り出される楽曲の世界観。

踊りと相まって更にラスサビ前からラスサビに向かう爆発力。正直どこをとっても最高だった。本当に最高以外の言葉が見つからないのだ。


17. Applause

バスドラムの煽りが来たらApplauseの合図だ。

それを察した観客のクラップの一体感の気持ちよさたるや。

ギターがイントロのフレーズでめちゃくちゃ暴れまくって主旋律をこれでもかとメロディアスに奏でる様子が最高だった。まるで歌ってるみたい。

声が出せない環境下でも申し分なく楽しめる楽曲になっており、今正に最適かつ欲しかった楽曲。

面白いことにスクリーンには音ゲー仕様でクラップする箇所がノーツで示されており、誰でもそこを見れば迷わず一緒に楽しめる仕様になっていたのも誰一人置いていかないという姿勢を形にしたものに見えて素晴らしかった。

ただし、間奏のバンドセッションは誰もついてこれず内田さん本人も堪らず「むず〜」という始末。ドラムスは毎回正確に叩いてるんだよなと思うと本当に恐れ入る。

元々この楽曲はカップリングながらライブの中で一緒に成長してきた曲に感じてやはりこれが無いと!と感じてしまう。


18. ギミー!レボリューション

前半のレア曲の応酬からすっかり鉄板のブチ上がり曲を続け様に披露していく。

スモークは客席に向かって噴射され、ステージは様々な色でひたすらに照らされる。

逆に掛け声がないのがめちゃくちゃ新鮮で、同期で流れる内田さんの声をこんなにクリアに聞けたのは初めてかもしれない。

ただ、声は出さなくても身体はやっぱりうるさくなる。会場の観客はみんな同じ気持ちだったようでサイリウムの腕の振りなんかは露骨に鋭くなっていた。最高。

この楽曲はストリングスが加わっても持ち前のワンパクさが薄れることはなく寧ろ楽曲の治安の悪さの手助けすらしていた感も否めない。

余談だが、ギミレボの間奏でキーボードが頭をブンブン振る仕草を仲間内ではティガレックスと勝手に呼んでいる。


19. 創傷イノセンス

料理のフルコースで肉の次にまた肉が来ちゃったみたいな感覚。

会場は全体真っ赤に染まり、両サイドでは花火の火柱が上がる始末。

ゴシック感がある楽曲だが、ドレスで歌っていることとストリングスがサビ中にバリバリ主張してきていることも相まっていよいよ収拾がつかなくなる。

こちらもセリフでうわぁ!!!!!と声を発することがないのでここまでじっくり聞けるのはむしろ貴重だ。

この楽曲群を同じセクションで歌い続ける力が付いているという事実に内田真礼さんという人間のポテンシャルどれだけ凄まじいんだよ!と思わざるを得ない。


MC

ここで本編中最後のMCが挟まる。

今回のライブの開催にあたって破滅フラグが立っていたこと(ここでは詳細は語らない)やその中で遠方から多くファンが足を運んでくれたことに対して喜びと感謝を言葉にしてくれた。

いつもライブの願掛けで爪を赤くしていることについても述べ、自分を鼓舞していることも明かした。
ワンマンライブが中々できなかった中でふと、自分の強さを実感するタイミングがあって赤いネイルじゃなくてもできるかも!と思った瞬間があったそうで心の成長を自分で感じることがあったそうな。

その姿を今回の公演を通して見てもらえて嬉しいと語ってくれた。

一生に一回の経験で一人一人に対してどんな場所でもどんなところでも幸せでいるようにと願いを込めて次の曲へ。


20. Step to Next Star!!

内田さんのライブでは本編最後にこの曲かHello, future contact!!の印象が強く、どちらもファンに強く愛される楽曲になっている。

ぶっちゃけイントロで泣けるのよ。

特にこの曲はファンとの掛け合いで完成される曲であると考えているが、あえてこの環境下で披露してくれたのはMCでも語っていたことの意思表明かなととれる。

掛け声の部分は、声は出さなかったけど目一杯口パクしてしまいました。この曲を歌っているときの内田さんは涙ぐんでいて。Magic Number Tourのときも泣いていたのだけどファンに対する思いがめちゃくちゃ強い方なんだなと毎回思わされる。その姿を見て何度も感極まりまくる。その繰り返し。

今回は余韻も少なめに歌い上げるとありがとー!と感謝を述べ、ステージをあとにした。


21. Love For All Stars

アンコールをはやる観客の気持ちがとても素敵だった。それによってステージ上の演者のクラップと微妙にズレて笑っちゃったのも素敵な経験。

ライブTシャツ姿になって戻ってきた内田さんの歌声と演奏に合わせてクラップをし直す。

ノーシナリオ同様にファンに向けての気持ちを歌った楽曲であるが、この楽曲で会場中でクラップが起きてるのが本当に嬉しかった。

何度もコロナ禍の影響でイベントやライブが飛んで無観客になってしまっていたため、楽曲がリリースされてから1年半近くの間が空いてようやく内田さんの前でファンが揃ってクラップすることができたのだ。

終盤には内田さんが祈るように手を合わせたまま、お辞儀をして楽曲が締められる。


MC

楽曲が終わった後には「いやー困っちゃうなぁ...幸せです!!」と満面の笑顔を見せてくれた。

そして新情報、待ちに待った3rdアルバムのリリースが発表された。発表されたということは...?と含みを見せていることもあり、今年更にライブをやってくれるんじゃないかという期待を勝手に持っている...がどうなるんでしょ...!

配信視聴者にも感謝を述べつつ、アーカイブあと20回観てねという内田節も披露。

記念撮影をして大団円のムードへ。


22. Hello, future contact!!

写真撮影を行ったあとはアンコールを締めるようにこの曲へ。

いつもは皆の色を見せてね!と前口上から入るが、観客全員が既に承知しているため何もなくても各々が好きな色を振り始める。

そのおかげでめっちゃ綺麗な空間になるのが毎回本当に好きで。

多幸感溢れる楽曲だけれどもそれはファンと内田さんの関係性があって成り立っているものなんだなぁ。

みんなで存分に腕を振りながらライブが終わっていく現実を惜しむようにサイリウムを振り回す。


23. 共鳴レゾンデートル

終わると思ったんですけどね...?あれ?

後奏からベースが急に演奏を始めるから全く状況を把握できない中で内田さんの「出し切れおめーら!!!」と言うと呆けていた会場はまた一気にヒートアップ。今までそれぞれの色で振っていたサイリウムは赤一色。

スモッグは放たれるわ、ライティングは絶え間なく明滅するわ、掛け声できないはずなのに何やら声が聞こえてくるような観客の熱量の中でスクリーンにはスタッフロールが流れる。

後奏はひたすらに余韻を残す中で火花は散るわ、最終的にタイトルであったFLASH FLASH FLASHの象徴であるライティングが爆発して演目を全て終える。

future contactから共鳴レゾンデートルに繋がる発想が本当に意味わからない(褒め言葉)し、展開が盛られすぎて最高だった。

スタッフロールは進撃の何某みたいでめちゃくちゃかっこよかった。
名前とリアタイで演奏してる姿で並べてるの最強でしょ。最高のバンドや。

声は出せずとも間違いなく共鳴してました。

終幕

もうここは語るべくはひとつしかなくて。

「内田真礼で良かったー!!!」が印象的でファンにとっては一番嬉しかった言葉なんじゃないかと。

来場者はどうやらアーカイブを30回観なければならないらしいので頑張らなきゃなぁ。

最後にはいつも通り、スクリーンいっぱいに思い出更新!!2021の文字と内田真礼さんの似顔絵が映し出され、終幕。

あとがき

個人的に文句なしの過去最高の流れだったのではと思える公演だった。
それはもしかしたらwe are here以降、ワンマンライブになかなか参加できない鬱憤から解放されたからなのかもしれないが、今まで聞きたいと強く願っていた曲を立て続けに聞けたこと、諸々の演出が悉く期待の上を行き、常に興奮と喜びを与えてくれたこと。

何よりもご本人の「内田真礼でよかったー!!!!!!」がとても嬉しくて終わった後に内田真礼さんのファンで本当に良かったと噛み締めまくった。

大好きなバンドのベーシストが過去のMCで「すげぇバンドだな!」と話していたことを思い出して、大好きな人が大好きなものを褒めてくれる瞬間の嬉しさをもう一度味わうことができた。会場の光景を見た内田真礼さんに「内田真礼で良かった」と言ってもらえるようなファンとご本人の関係性が何やらとっても誇らしいなと感じた。

10月の3rdアルバム、それを提げたツアー。
今から楽しみで仕方がない。また必ず、次の星で会いましょう。


セットリスト

内田真礼
2021/7/3
UCHIDA MAAYA LIVE 2021「FLASH FLASH FLASH」


01. ノーシナリオ
02. Resonant Heart
03. 世界が形無くしても
04. キミ行きEXPRESS
05. 波乗りキャリーオン
06. Agitato
07. カナリア
08. aventure bleu
09. TickTack...Bomb
10. Strings & Band Session
11. youthful beautiful -y0c1e Remix-
12. magic hour
13. いつか雲が晴れたなら
14. ストロボメモリー
15. セツナ Ring a Bell
16. c.o.s.m.o.s
17. Dance Showcase
18. ハートビートシティ
19. Applause
20. ギミー!レボリューション
21. 創傷イノセンス
22. Step to Next Star!!
——— encore ———
23. Love for All Stars
24. Hello, future contact!
25. 共鳴レゾンデートル











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