サンクコストから抜け出すと個性を生む
この記事を読むといい理由は3つあります。
1.自分だけの判断軸が見えてくる
2.自分の個性を認識できる
3.幸福度が上がる
(この記事は約3分で読めます)
1.概要
サンクコストとは埋没費用のこと。もっと簡単に言うと、既に投資している事柄のうち、その事柄から撤退、中止をしたとしても回収できない資金や労力のことを指します。
そのサンクコストを惜しみ、「今さら引き返せない」「元を取らなければならない」「損はしたくない」という心理が働くことをサンクコスト効果と言います。
すごい行列のアトラクションに並んで、一旦並んだから最後まで並ぼうとする例や、パチンコの例などがあります。たくさんありますが、今回は「服の断捨離」で説明します。服を買って捨てれない、もったいないとなりますね。その蓄積により、いざいい服を見つけた時に「そういえば、家に同じような服持っていたよな」と思い改め、買うことを辞めるケースがあると思います。
決して悪いことではないのではないかと思いますが、問題は「もったいない」という理由で服を捨てれていないことです。
服は客観的な指標でいうと、価値がどんどん落ちていくものです。気付かぬうちに、その価値が落ちていっているものをどんどん溜め込んでいっている。(自分が多くの時間を費やしたものは価値がかなり高いものに感じるのだが、客観的に見るとそうでもないと言う、努力と成果は別であると言う話によく似てますね。)
よく世間では「量産型ファッション」とか言われていますがこれを買うとオシャレだよと言われる世間の言うことに従うケースが多々あると思います。そこに自分らしさが存在しているのかを僕は問いたいのです。そこから一歩抜け出してみる。一旦断捨離を思い切ってしてみる。
そこで、捨ててみると、自分なりのこれだけは捨てたくない、これはずっと取っておきたいと思えるものが見つかります。その捨てきれなかったものを並べてみると、共通点が見えてくると思います。すると、自分だけのときめく服が自己認識できるようになります。
それが「個性」となります。
個性がわかると、自分だけの判断軸を持つことができ、誰かの言うお勧めだけで判断しなくて良いのです。
その自己決定感の連続が幸せを生むのではないのかなと考えたりするのです。
2.転用化
転用化しましょう。断捨離をしたことがない人は断捨離してみるのが手っ取り早いかもしれませんが、もっと裾野を広げて言うと、
「もったいない」と思ってしまったその時、その現象を主観と客観の両軸で見てみる。それにより、自分の判断がサンクコスト効果をもたらしているかどうかに気づけ、自分なりの判断ができると思います。
よければ、使ってみてください。
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