「持たざる者に贈る新しい仕事術 もっと幸せに働こう」MB
1.概要
洋服に全く興味のない人向けに洋服についてロジックを立ててわかりやすく解説し、日本に新しい文化を築こうとされているMBさんが書かれた著書。そんな洋服をとにかく愛しているMBさんですが、当初は地元新潟のアパレルショップスタッフとして、年収200万ほどと大変苦労されていたみたいです。しかし、今では年商10億円以上の会社を経営されています。
そんなMBさんは、自分のことを「持たざる者」と述べられています。だからこそですが、自分が「持たざる者」だとしても、変われる、幸せに働けると断言しています。それを紹介しているのがこの本です。
早速本書から学べるスキルを述べますと、大きく2点です。
1点目は差別化思考。2点目は正しい目標設定。
早速みていきましょう。
2.差別化思考
ビジネスで求められるのは、他人と同じことをやるのではなく、独自性や付加価値が大切と言う言葉を聞いたことがありませんか?
そんな差別化された結果を産むためにはどうしていくべきか、MBさんはわかりやすい言葉で言語化されていました。
「他者と異なる成果を望むなら他者と異なる行動を、他者と異なる行動を望むなら、他者と異なる思考を、他者と異なる思考を望むなら、他者と異なる知識を」
つまり、知識→思考→行動→結果と結果につながるものをブレイクダウンしていき、元を辿れば差別化された知識から重要だと言うことがわかりました。
実際に、MBさんは毎日最低1冊の本を読んでおり、年間500冊の本を読んでいると言うスーパー差別化された知識をインプットされています。
さらに言うと、その差別化された知識を思考して整理するために、多種多様のSNSやラジオを用いてoutputしています。毎週日曜配信のメルマガは5万文字の文量を書いていると言う凄まじいアウトプット量です。
その差別化された知識と思考と行動があるからこその結果だと言われれば、頷く以外の余地がありませんね。
3.正しい目標設定
今日1日1日を毎日生きていくと思うのですが、次の日の予定ばかり気にしていませんか?
そこをMBさんは「未来から逆算して、今をどうすべきかを考えておくことが重要」と述べられています。将来的にこうなりたいと言う目標を立てる。そこから今現在何をすべきかを計画立てていく。つまり、目標設計が重要になります。
目標と聞くと、営業目標前期120%とか言うものが浮かぶと思いますが、それではその目標は達成されないと述べられています。それでは、じゃあ今この瞬間何をすべきかが不明確です。つまり、目標は抽象的であればあるほど失敗する確率が上がり、具体的であればあるほどやることが明確になり、「やるかやらないか」の二者択一の話になり、成功確率が上がると言う話です。
目標を具体的にしていくために、MBさんは目標を3種類に分類しています。
「達成目標」「行動目標」「実行項目」
達成目標はいつまでに何を達成するかと言う大枠の目標。
行動目標は達成目標を達成するために必要な行動内容。
実行項目は行動目標の到達のために必要な「今日誰が何をどうするか」と言う実行内容。
この実行項目まで落とし込んで、自分が今何をすべきかにすると達成されやすくなりますよね。しかし、それでも人間はどうしても「めんどくさい」と思ってしまいます。なんせ人間は怠け者なのだから。
そこも踏まえMBさんが紹介していた手法が、その実行項目を誰かと共有すると言うことです。誰かと共有することにより誰かと高め合う関係が生まれ、やらなければならない空気感を仕組み化すると言う取り組みです。
それにより、自分自身の行動量が最大化されます。ぜひ、取り組んでいきましょう。
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