前回
日記
8/1
8/2
8/3
8/4
8/5
感想
一週間が経過してなんとなくリズムがわかってきた。いっしょに留学してる人たちのこともなんとなくわかってきたし、ブザンソンの街の主な道とか地形もなんとなく把握した。
街の中心部は栄えていて店や人も多いけど、そこから外れるととたんに店も人もなくなる。関西でいうと高槻とか宝塚とかに近いかもしれない。そうなるとディジョンが梅田に当たるのだろうか。しかしブザンソンは街の中心に鉄道駅があるわけではないのであんまりたとえとしてよくないかもしれない。日本は鉄道が中心に街が作られている。もしくは街の中心に鉄道が引かれる。
いっしょに留学している同大学の人たちに対して思うのは、みんな日本とか家とか家族のことが好きなんだなということだ。帰りたいとしきりに言う子もいるし、みんな日本食が食べたいと嘆く。まだ日本を離れて一週間も経っていないのにそういうことばかり言う。僕にはわからない感覚だなと思った。あとわからないのは、みんな極端に一人になることを避けようとするということだ。別に一人で街を歩いてもいいと思うのだけど、行くなら声かけてとか言われてしまう。僕は一人でいないと気づけないことがたくさんあるような気がして、複数人で新しいところとかおもしろいところに行くのはもったいないような気がしてしまう。人は僕と違ってそんなに気づきを求めていないのかもしれない。
フランス人はいい意味でも悪い意味でもすごく大人だなと思う。日本人はある意味で中学生みたいなしょうもなさと意地悪さをもったまま大人になる。アメリカ人は小学生みたいな無邪気さをもったまま大人になる。フランス人は淡々としている。他人に興味がない。日本人は他人のことを知りたがるし評価したがるし敵を作ることで仲間を作ろうとする。アメリカ人は人が好きだ。誰でもいいから人と話そうとする。フランス人はまず人に興味がない。おそらく他人よりも自分に興味がある。そういう国なんだろうと思った。