1.職業:ファンドレイザー〜Face to Face〜

こんばんは、大西冬馬です。

前回、ファンドレイザーに関しての記事を書いていくと宣言しました。

これからファンドレイザーという職業の魅力を綴っていきますが、ここで言及しているファンドレイザーとはFace to Face(対面式の資金調達)をする者だと捉えてください。因みに、私が2017年にファンドレイザーとしてバンコクでの国際会議に出席した際、出入国カードのoccupationの欄には「Fundraiser」と書きました。

日本では馴染みがない職業名ですが、海外(特に、欧米では)ファンドレイザーは有名な職業です。NPO自体が一般企業と同等の立場で(むしろ非営利で働いていることがステータスになっている)語られている国も多いです。僕は大学を出ていないので詳細は分かりませんが、日本の大学卒業から就職をするとなると一般企業へエントリーシート(書いたことないですが、、)を何通も出して面接をして、というのが大半なのではないでしょうか?NPOに就職する選択肢が無いというのが現状です。スペインは日本と人口がさほど変わらないですがファンドレイザーを職業にする人が遥かに多いです。

そんな現状もあって、ファンドレイザーという職業の楽しさや遣り甲斐、将来自分の職能になること等を何回かにわたって伝えたいです。

もちろん、Face to Faceだけが支援を募る手段ではありません。Webサイトからも支援は受け付けています。ただ、様々な社会問題があり幾つもの支援先がある中で各NPOのサイトに自ら訪れて支援をする人が多いとは思えません。常日頃から社会問題に関心があり、能動的に情報を受け取っている人は進んで支援をするのでしょうが実際は日々の生活が一人一人にあり仕事があり、守らなければならない家族がいるでしょうし経済状況も人それぞれ違うでしょう。

なので、私たちが駅前や商業施設にお邪魔して通行する方に声を掛けるキャンペーンをすることで日常の中の(お買い物中や移動中に)少しの時間を頂けるのだと思います。もちろん、その時の状況(急いでいる、気分が良くない)が人それぞれにあるでしょうから足を止めることが難しい場合が多いと思います。

それでも、そんな中私たちの声かけに応じてくださる方がいます。足を止めて話を聞いてくださる方がいます。対面でお話をすることによってお相手から質問をしていただくことも出来ます。最後には「直接、話が出来てよかった。今まで支援をしようかなと思っていたけどタイミングが無かったから」と言って支援を始めてくださる方がいます。「声を掛けてくれて有り難う」と言っていただける方も多いです。この場を借りて改めて感謝いたします。“顔を合わせる”ということは信頼関係に繋がるのだと実感しています。

現在、猛威を奮っている新型コロナウイルスの影響で人と人が顔を合わすことが極端に少なくなってきていると思います。もちろん、感染拡大をこれ以上拡げないためにも一人一人が「家にいること」「外出しないこと」「人に会わないこと」「手を洗うこと」など出来ることをするしかないと思っています。ただ、コロナウイルスの影響が去った後はこれまで以上に“顔を合わせる”ことが素晴らしいことだと感じるのではないでしょうか。今まで、当たり前に会っていた家族や友人と顔を合わせる時間に価値が生まれていくと思います。

読んでいただきありがとうございます。次回は、場所にお邪魔するということから声を掛ける時に(そこを通っている人たちに対して)考えていることを中心に書きたいと思います。

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