匂いがないから信用できる

先程、明日会う約束をしていた友人と会った。
今日と勘違いをして、明日集合する場所に時間通りに来た。

今日、僕のスケジュールが埋まってなくてよかった。
直ぐに家から場所に向かって友人とご飯を食べることが出来た。

友人は僕が東京から出てきた初めの頃から8年付き合いがある。
なぜ、この友人には魅力があるのだろう。
結論はタイトルにもある「匂いがない」ということだ。

映画が好きだというと、どんな映画を観るんですか?と質問されるが最近は「お金の匂いがする映画は好きではない」と答えていた。
それで、ふと魅力に気付いた。

この友人には匂いがない。
打算や戦略や戦術や好かれようとか一切ない。
そして、いつも誰かの話をする。
自分は二の次で、こういう人がいて、こういうことをやりたいらしいから応援しようと思う。と

おそらく、誰かに支えられてきたからこそ誰かを支えたいと反応出来るのだろう。
僕も支えなしでは全くもって何も出来る自信がない。
だから、全力で支えてもらえるように努力する。

匂いがないことが美しい、というのは誰かからしたら甘い話に聞こえるかもしれないが
美しく勝つ
「俺も幸せになるから、お前も幸せになれよ!」
こんな台詞が現実にあるのが友人です。

この友人の話を書こうと思ったときに
もう一つ思い返したのが、先日寅さんの映画を観たのですが観てない人に「寅さんの魅力ってなに?」と聞かれて答えられなかったのが引っかかっていた。
言えたらよかった
「匂いがないから信用できるところです」

フィクションのような夜でした。

ああ、生きててよかったなと思う日があるでしょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?