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NEXTINITIATIVEに参加してきました!#官民融合

NEXTINITIATIVEのミッションは、
従来的な官民の役割分担の境界線を溶かすこと。
新たな“役割融合”の壁を浸透させることで、
「社会は変えられる」という成功体験をつくっていく。

社会を変えていくためには、
これまで以上に「ルールをつくること」と「世論をつくること」の
両輪の連携が必要不可欠になっていく。

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NEWPEACE thinktank主催の増沢諒さん(@ryo_masuzawa)がコロナ真っ只中で行っていたSocial Issue Discussionに何度か参加させていただいていたご縁で今回のNEXTINITIATIVEにも招待いただきました!
完全招待制でパブリックセクター(官僚や自治体職員等)から25名、プライベートセクター(ベンチャー企業やデザイナー等)から25名が参加しました。6curry EBISUに40名ほど、zoomでの参加が10名ほどでした。

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1.トークセッションでは、一社RCF(https://rcf311.com/)の藤沢烈さんをゲストに招いてNEWPEACE高木新平さんと「官民を巻き込むアクション、アプローチとは」をテーマにお話してくださいました。
さらに、今回はリアルタイムで佐久間彩記さんがグラレコを行ってくれました!!

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以下、私がまとめたものを記しておきます。
まず、藤沢烈さんからRCFでの事例を元に“これからの社会課題へのアプローチ”について話がありました。

RCFでの事例として、地方で立場や年齢を超えて集まれる場所として「祭」を取りあげたり、地方での移動手段として欠かせない「車」を取りあげていました。また、地方で社会課題を解決するアプローチをする際に
①地域のお金には手をつけず、外からお金を持ち込むこと
②地域コーディネーターと広域コーディネーターの二種類のつなぎ役を用意すること
が大事だと話されていました。(コンサルティングという言葉は良い印象を与えないので、コーディネーターとしているそう)
よく地方で何か社会問題の解決に対してアプローチするときに起こりがちなのが「これをやらしてください」と最初から全部提案する、もしくは「なんでもやりますので、お願いします」と提案することだ。そうではなくて、とにかく時間をかけて問題を少しずつ解決していくことが大事で、その積み重ねで向こうから声が掛かるようになるのがベストである。

避難所にしてもこども宅食にしても、各家庭に対して支援を行うと同時に調査をしデータを取ることが重要である(調査だけするのは相手に嫌がられるのでNG)。この家庭の家族構成はこうで、どのような症状の方がいるかなどのデータがあれば、何かあったときに即座に対応できる。
そして、様々な社会問題をNPOが取り上げるときに重要な3ステップをRCFでは提唱している。
⑴社会化
⑵事業化
⑶制度化
特に、⑶の段階では今回のテーマでもある「官民融合」が不可欠となる。これからの時代は、社会起業家ではなく、政策起業家が必要になる。

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“政策のマド”は開いているのに動かないのはなぜか?
今回のコロナで如実に浮き彫りになったが、有事の際にはメディアや報道で取り上げるので政策として動きやすい状態になる。(世論も作られやすい)
しかし、その鮮度は直ぐに失われる。
藤沢烈さんも東日本大震災の際にもメディアや報道により「復旧」に関心ができるが、「復興」まではいかない、と感じたそうである。
さらに、課題に感じたのは日本の大手企業が社会問題に対してアクションを取りづらいことにあると言う。企業のトップは理解を示しても、下に降りると利益を最優先に考え話が進まないし、CSR部門の担当も3年おきとかでコロコロ変わるので話が頓挫してしまう。
ピュアな志は企業人(40代以上の方々)とベンチャー(若者)で乖離が開き分断が生まれている。
⇨私見ですが、35歳以下の志高い人たちと企業で務め切った55歳以上の経験豊富な方々とをMIXするのはチャンスがあるのではないだろうか。NPOで採用担当をしていて思ったのは、「企業で散々、仕事をしてきたので次は良いことをしたい」という想いでNPOに来るひとは多いし、若い人とMIXすることで相互に良い影響が出るように思う。

“官民で別の言語で話されている?”
別の言語で話されている、というよりもアプローチの仕方が違うと捉えた方が良いかもしれない。例えば「行政は平等に公正に」物事を決めていかなければならないし、「企業は一点突破で」追求していかなければならない。つまり、行政だけでは効率が悪いし、企業だけでは不利益を生む人がいる可能性を孕むので、それをつなぎ合わせる存在が必要になる(NPOなど)。
その点、政治家は最初の志をそのまま持っている方もいるので(割合は少ないけども、そういう政治家を見つけていく)NPOとの相性は良い。
藤沢さん自身は、小泉進次郎さんとの出会いが道を切り開けたキッカケだったと話し『人生100年時代の国家戦略』を紹介していました。https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90%E5%B9%B4%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E6%88%A6%E7%95%A5-%E8%97%A4%E6%B2%A2-%E7%83%88/dp/4492212353

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ここからグループワークで「なぜ、官民は連携できないのか?どうすれば連携できるのか?」をテーマに話し合い、4つのグループが発表を行った。
こちらに関しては、グラレコでまとめていただいたものが分かりやすいので、そちらで整理してください。

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今回、このような会に参加できて想いのある人たちが重なり合うことの意義を感じたし継続していくことでアクションが生まれてビジョンである「社会は変えることができる」を実現できる日が来ることを望みます。
増沢さん、この場を借りて招待してくださってありがとうございました!

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