田舎暮らしに憧れる人へ

画像1 飯能市に東京から移住してはや1年。「楽しそう!」「憧れる」「私もいつか。。。」なんて話をよく聞く。が、『自然と共に暮らす』というのは簡単なことではないということを日々痛感している。東京から電車で一時間ほどの『初心者田舎でさえも』だ。今日は私が移住して感じた『自然が身近な暮らし』の覚悟しておくべきいくつかを書き記しておく
画像2 1 湿気 凍結      山は眺めるくらいが一番良い。近いと湿気がすごい。湿気がすごいとカビがすごいし洗濯物が乾かない。山間部は川も多い。夏のレジャーに最適な地だが、冬は高確率で凍結する。そして山間は日陰も多いので家の購入には日射が大変重要。ひどいところは一日中日陰なんてこともある
画像3 2 花粉     移住したい土地の山の木のメインは何か 気にする人はどれほどいるだろう?ちなみに飯能の山はほとんどが杉、檜。人の手によって植えられた人工林である。 花粉の季節は山に靄がかかる。車は洗っている側から花粉がつく。私は幸い花粉症はないが移住して後悔する前にこのチェックは欠かせない。ちなみに田舎は空き地も多いためイネ科、ブタクサの花粉症などの人も要注意事項だ。
画像4 3 生き物   植物が多いということは生き物も多いということ  見た事のない虫があらゆる場所から出てくる。去年はカメムシが大量発生し、ひどい時は毎日100匹近く家から追い出した(まあこれは窓にも問題があると思うが)刺されたら困る蜂、ブヨ マムシなども普通にいるし 「鹿いるの!?可愛い」なんていうけれど下手したら一発で廃車だ。トンビ、猿などもいるのでゴミの管理もしっかりしないといけない。ネガティブな話が並ぶが関東のちょっぴり田舎なだけでも都会とは全く異なる環境なのだ。
画像5 「田舎の悪口言うなら東京に帰れ」 と言われてしまいそうだがそんな不便さ、不快さを感じつつも私は移住を後悔していない。人も少なく広大な土地のあるここではいつでも焚き火ができるし大声も出せる。不便さの中に「自由」があるからだ。東京にいた頃、全てが人間の手によって建てられ、作られたものを食べ、あそぶのは「選択」をしているだけで「自由」がなく感じたもの。公園の樹木でさへ人間に管理される、そんな生活は便利と引き換えに大切なものを無くした生活に思えた
画像6 どうだろうか?田舎移住の気持ちは揺らいだだろうか?こんな拙い文章で「まじかー。。。」と思うならやめといたほうがいい。(笑)別にそれは負けじゃない。人には人それぞれの理想の暮らしがあるはずで流行りや周りの意見に左右される事なく自分の本当に求めていることを見極めることが重要だ。現に移住して数年でドロップアウトする人も多いと聞く。
画像7 過疎化も進むし高齢者も多い。子供も少ないし自然だけでない自治会等の田舎ならではのめんどくささもある。でもそれを楽しめるなら、この記事を読んでますます飯能田舎暮らしに興味を持ってもらえたならぜひ一歩足を進めてみてほしい

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