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まりちゃんのフツウの子育て~3人子育て&転勤ママの境地とは。

こんにちは!コーチング・オフィスfumfumの
いりさわのりこです。久しぶりのnoteです。
怒濤の新入社員研修の時期を終え、
ゴールデンウィークを楽しみ、
やっと4回目の「100人のフツウの子育て」
インタビューが出来ました♬

はじめに

まりちゃんは、NくんとTくん年子男子2人を育て、
少し年の離れた3人目の末っ子女子Iちゃんが赤ちゃんの時に
夫の転勤に伴い、怒濤の引っ越しをした転勤族。
悩んだり落ち込んだり、笑ったり喜んだり、
困ったり助けられたり、大きな幸せを感じたり。
まさに清く正しい(?)ドタバタ劇場のような子育てが、
少し落ち着いてきた小中学生ママです。
「100人のフツウの子育て」4回目は、
そんなまりちゃんのお話。
今、子育てドタバタ劇場第一幕のみんなには
大いにヒントになるだろうし、
千秋楽を迎えて寂しい気持ちで居るベテランママは
懐かしさで胸がキュンとなるでしょう。
インタビューの終わりに
「まりちゃんにとって子育てとは?」と尋ねると
うーーん、と考えて、スルリと
「なるようになるもの」と言って笑いました。
思わず「金言!!!」と叫んだ私。
本当にフツウなんです、と笑うまりちゃんの子育ての中にも、
たくさんの宝物がキラキラしていました。
 

1.年子は大変だけど楽だった!?年子男子の子育て

多くの人は「年子の男子育て」と聞くだけで
「うへーー!そりゃあ大変だ!!」と
口を揃えるのではないでしょうか?
私もおんなじ反応をしました。
ところが意外なことに、
「二人目が生まれてからの方が楽だった」とまりちゃん。
えーー!どゆこと!?
まりちゃんは元々子どもが大好きで、
気楽に楽しく子育てできるものだろうと思っていたんだって。
「頑張らなくてもちゃんとした子育て、普通の子育ては
当たり前にできるものだと思ってました。
が、実際には全然違って、
何も思う通りになんていかなかったです」と振り返ります。
「寝不足でクラクラだし、こんなに小さい子にイライラするし。
とにかく、寝ない!離れない!なぜ泣く???が1番強かったです。
おっぱいをこれでいいのかと思うくらい飲み続け笑、
ゲップはうまくできない。すぐうんち(そして漏れる)
寝たかと思ってもおろしたらすぐ起きる。
車ではずっとギャン泣き、夕方のぐずぐずタイム、
なのに、パパ帰ってくるとなぜかご機嫌。
ベビーカーで散歩してるはずが、ほぼ抱っこ。
お出かけしてもほぼ授乳室。
離乳食、頑張って作ったものほど、全然食べない」
怒濤のように思い出される一人目ショックの日々。
この話、「うわぁ、一人目育児を思い出す~!」
って目を細めて読んでるママが大勢いるでしょうな。
長男のNくん1人だけの時は、
こんな風に理想を打ち砕かれる日々だったようです。
ところが次男のTくんが生まれたら、スパッと諦めがついたとか。
「こりゃきちんとするなんて無理!!」と諦めたんだって。
人生、諦めも肝心よね!よく諦めた!偉い!!
諦めさせてくれたTくん、ありがとう!
 
私がいいなぁ、って思ったのは、
まりちゃんがNくんを兄として扱わなかったこと。
小さいNくんに兄を求める気持ちになれなかったんだって。
結果として「弟ばっかり」とか
「お兄ちゃんでしょ」とかならなかった。
これって親にとっても、子どもにとっても楽ちんだろうな。
「お兄ちゃんでしょ」と役割を与えるのって、
よく考えたらめんどくさいよね。
叱ることも多くなるしさ。
兄弟の順序関係なくゴチャーッ!ワチャーーーッ!!
って育てちゃうのもいいなぁ!って思いました。
とはいえ、公園に連れて行くと
長男次男、別々の方向に走り出す。
まりちゃんの黒目も左右に分かれちゃう状況なんだから、
やっぱり、めーーーっちゃ頑張ったね!
 

2.自分で自分をゴキゲンにするスキルの高さ!

「年子の方が楽だったとはいえ、
やっぱり大変だったでしょう?」と聞くと、
もちろん悩んだし、落ち込んだし、
疲れ切って辛いこともたくさんあった、と言います。
そりゃそうだよねえ。
そんな時、どうしたのか尋ねると、
「大好きなママ友と会った」
「産後ケアやベビマ、遊びの会に参加した」
「子連れでも大好きな旅行をした」などなど、
楽しいことオンパレードな回答。
その場、その時で起きる事へ柔軟に対応して、
自分のゴキゲンを取っていたんだね。
自分で自分のゴキゲンを取るって、
実はものすごく重要な生きるスキルだよね。
人生における大変な局面や苦難を乗り越えるために
特に大事な力。
「いやぁ、逃げてるだけって気もするけど」
と、まりちゃん。
いやいやいや、それ逃げてるんじゃなくて、
柔軟に対応して自分を守っている、ってことだから!!
子育てをしていると、予想外のいろいろな事が起きますね。
その時に「こうあるべき」「こうしなければ」に
縛られることほど苦しいことはない。
まりちゃんのように
「年子2人、きちんと、無理!」
「完璧に出来なくてもいい」
「頼れば良い」と柔軟に考えを切り替えたり、
ちゃんと自分のゴキゲンを取ったり。
それだけで子育てはグッと気楽になるし、
子どもたちはのびのびと育つんだよね~。
 

3.ご褒美のような3人目女子の穏やか子育て

怒濤の年子男子育てが落ち着いてきた頃、
手のかからない天使のような女の子Iちゃんが生まれる。
まりちゃんは「こんなに穏やかな子育てってあるんだ~!」
と驚いたそうです。
年子男子、体力気力MAXで育ててきたのだね~笑。
頑張ってきたなぁ。
その頃、夫の転勤で引っ越しをしたけれど、
新天地ではあまり外に出ず、
家で娘と2人穏やかな時間を過ごしたとか。
年子男子を育てている時は、外に出ないと
ストレスでつぶされそうだった、と話すまりちゃん。
娘とのゆったりとした穏やかな子育て時間は、
まさに頑張ってきたご褒美だったのね。
落ち着いていて、安定した情緒、
しっかり者で頼りになるIちゃんは、
これから成長するにつれて、
もっともっと心強い存在になっていくね。
 

4.3人の子連れ転勤、引っ越し、大変だったのでは?

「独身の時や夫婦だけの時は転勤や引っ越し、
全然嫌じゃなかった。むしろ楽しみだったくらい」
と、旅好きなまりちゃんらしいお言葉。
「でも、子連れだと楽しみだけではない。
引っ越し準備や学校の手続きなど
物理的、時間的に大っっっ変でした」
そりゃあそうだろうなぁ~。
「子どもの学校や友達関係、進路など、
心配や不安も大きい。実家も遠いから気軽には頼れない」
わかるわかる、私も人生オール転勤族だから
痛いほどわかるよ~~!
「でも経験して感じるのは、
心配しているほどのことは起こらない。
もしくは何かが起こっても、
それは想像してなかった斜め上な事が起こる笑。
だから考えすぎ、心配しすぎてもしょうがなくて、
その時その時で対応するだけなんですよね」と、
まりちゃんはケロリと言いました。
おおおー!やっぱり経験が人を大きくするのだなぁ。
実は私とまりちゃんとは
長男Nくんが赤ちゃんの頃からのお付き合い。
あの頃は「この子、私にべったりなんです~」
と、眉をへの字にしていたのに。懐かしい。
3人を育てて、引っ越しや知らない土地での暮らしを経て、
強くしなやかなママになったまりちゃん、素敵だな♪
 

5.子育ては「なるようになるもの」

で、冒頭に戻るわけです。
インタビューの終わりに
「まりちゃんにとって子育てとは?」と尋ねると
うーーん、と考えて、スルリと
「なるようになるもの」と言って笑いました。
かっこいいこと言えない~~!って悔しがっていたけど、
これ、めっちゃカッコイイ。
まりちゃんのお話を聴いていて、
一番印象的だったのは、「柔軟性」
悩んだり落ち込んだりしつつも、
その都度、起きていることに対応して、
自分のゴキゲンも取って、なんやかんやいいながらも、
【我が家流】の幸せな毎日を過ごしている。
「こんな子育てをするぞ」「こんな子に育てるぞ」ではなく
「子育て、なるようになる」というマインドは
まりちゃんが【年子男子育て】や【3人の子連れ転勤】などを
通じてたどり着いた境地だけど、子育てする上で、
すごく大事なことだと思うんだよね。
この柔らかな感覚が子育てを気楽にし、
子どもたちはのびのびと育っている。
まあ、家ではのびのびしすぎて、愚痴に暴言、
ダラダラがすごい、ってまりちゃんは嘆いていたけどね。笑
これはお家が完全な安全基地である証拠ってことで!
ホント「なるようになっている♪」

おわりに

まりちゃんのお話をまとめながら思いました。
まりちゃんは「頑張る」の使い方が上手です。
次々に起こる出来事や、環境の変化、
日々のてんやわんやに対しては、
「頑張って」対応している。
子育てって、ほぼほぼコレだもんね。笑
でも、まりちゃんは
子どもを〇〇という学校に
合格させるために!とか、
子どもをサッカーチームの
レギュラーにするために!とか、
子どもをどうこうするために頑張る、
「頑張りの無駄遣い」をしていない。
(↑コレ、子どもを頑張らせるために
親が頑張るという不思議な図。
私は「頑張りの無駄遣い」と呼んでいる笑)
適切に頑張り、自分のゴキゲンを取り、
「なるようになる」と天命を待てる潔さ。
まりちゃんのお話からは、
軽やかな子育てのヒントをもらえました♬
まりちゃん、ありがとうございました!



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