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読んだ観た聴いたもの感想ざっくり書く 2021年5月24日~5月30日

▼マンガ
・『ダーウィン事変 2』(うめざわしゅん/講談社/アフタヌーンKC)
長編の新刊を読み始める時、たいてい前の巻の内容を覚えていない。本作も基本的な設定と、「1巻めちゃくちゃおもしろかった」の印象だけを携えて2巻を読み始めたけど、読み進めていくうちにちゃんとわかる、思い出せる、そこがとてもいいなあ、と思った。ALAに利用されて銃乱射事件を起こした青年を生かすべくギリギリのラインで動いたチャーリー。

・『九条の大罪 1』 (真鍋昌平/小学館/ビッグコミックス)
発売後すぐ、話題になっていたタイミングで1話だけ見ていたけど、改めて通読。実はウシジマくんをあまりちゃんと読めていない(気づいた時には巻数が進んでしまっていて手を出しづらくなった)のだけど、その手腕はもちろんちゃんと見ておきたいと思っていた(短編集『アガペー』は読んだ。ビシビシと心がつらくなった)ので、新作うれしい。
感想としては、セオリー通りのとってもちゃんとした作品だったことが意外なようでも、納得感があるようでもあった。キャラの立て方と社会的なテーマ性の両立のさせ方は教科書のようで、写実に徹した作画とサイレントな演出が一番の個性なのかも、と思った。壬生くんがどうなっていくかと、烏丸先生の正体がカギになっていくのかな。

・『あなたはブンちゃんの恋 2』(宮崎夏次系/講談社/モーニング KC)
ずいぶん積んでしまっていたけど、大好きな夏次系さんの最新刊。何度かツイッターとかでも言ってるんだけど、この人はデビューからずっと、どんどん、ちゃんと「わかりやすく」なっていっていて、言ってしまえば「玄人向け」の「尖った」表現をしっかりと維持しながら、題材やストーリーでマンガ読み層以外にもちゃんと刺される作風になっているところがすごいなあと思う。「男子(幽霊)→女子→女子→男子の全員片想い」と書き出すとすごくキャッチーだもんなあ。そしてレーシック感染症で以下続刊になるところがこの人。

▼書籍
・『縁もゆかりもあったのだ』(こだま/太田出版)
こだまさんの文章を読むと副交感神経が優位になる。というのは前著の『いまだ、おしまいの地』で思ったこと。これまでの3作は単行本は電子で読んで文庫版を購入していたのだけど、『いまだ~』から一気に、こだまさんご本人に対する思い入れが強くなってしまっていたところにhontoでサイン本キャンペーンをやっていたので購入。昼休みなどにちょっとずつ読んだ。旅ができない今、とてもありがたいテーマ。旅館で入浴時間が切り替わった時のお話良かったな。

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・月曜TheNIGHTのスピードワゴン×チュートリアルトーク回のPR動画をYouTubeで見たのがきっかけでAbemaTVのプレミアム登録をした。
…ということでスピードワゴンのことを書こうとしたらなんか長くなってしまったので別記事にしようと思う。
せっかくプレミアム登録したので、と見ていた土曜TheNIGHT#107「検証!おっさん芸人でも第7世代に入れる説」回がいま見ると神がかっていてびっくりする。M-1きっかけで絶賛ブレイク中の錦鯉とネタパレやグランドスラムで上り調子のTOKYO COOL、そして電話出演の松陰寺氏の、ライブシーンと芸能界の違いやテレビでの戦い方、扱われ方についてのがっつり真面目なトーク。
「地下ライブの仕切りとかあんまりやらないほうがいい。テレビ1周目でMCやる機会なんてない。面白がってもらう訓練をしたほうがいい」という松陰寺氏の話、いまのテレビでの錦鯉を見ていて持つ違和感の答えがわかった気がして膝を打った。ザコシショウの過去動画や、シショウや小峠氏の話から感じられる隆さんの能力の高さが発揮できていないのは、そういうところなのかもしれない。
1年後どっちかが同じ感じになっていたら、今回の松陰寺さんのようにゲストで出てね、という話で締めくくられていた。錦鯉、出るかなあ。

ヘッダーはむかし在籍していた会社から最近出た本と、そこで先輩が作ってくれた自分のホロスコープ。

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