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読んだ観た聴いたもの感想ざっくり書く 2021年4月5日~4月11日

▼マンガ
・『バビロンまでは何光年?』(道満清明/秋田書店/ヤングチャンピオン烈)
星雲賞のタイミングか何かで気になって購入したままずいぶん寝かせてしまっていた。ものすごく純度の高い藤子・F・不二雄イズムにこの作者らしいセクシャルな要素がナチュラルに融合した楽しい1作だった。

▼映画
・『ノマドランド』4月10日鑑賞

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これと『ミナリ』のどちらかを観ようと思ってこちらを。アカデミー賞で騒がれる作品は毎年なんだかんだ足を運んでしまうのは、映画に限らずあらゆるメディアを通じて社会的テーマに触れたいという欲求が私にあるからなのだろうな。
ある採石場が廃され、そこで働く人が暮らしていた町もなくなり、そこにいたひとりの女性がバン1台でアメリカをさまよっては、所々で日銭を稼ぐ生活に入る。彼女の生きる道と、その過程で出会ったさまざまな人びとの姿を写す。
何度か訪れた「留まる」機会の全てから逃れ、放浪を続ける彼女に、何かへの帰属意識を持ちたくない、いつも自由でいたい気持ちが強い自分としては「なんとなくわかる」という淡い共感を抱く。こうした人々が、その境遇に追い込まれているのではなく自分からそれを選択しているのだ、というメッセージを含んでいるように見えないこともなく、そういう点が問題視される面もあるだろうなとも思うが、でも彼女や、彼女の仲間たちを写し取る視線は個人的にはとても心地の良いものに感じた。

なお今回のヘッダーはタワーレコード錦糸町店で展開中の筋少ちゃんshop。ノマドランド観たときに立ち寄らせていただきました。

▼テレビ
・『しくじり先生 俺みたいになるな!!』4月5日放送回
錦鯉ゲスト回。好きになってから各所で見聞きしてきたエピソードの総集編的な内容ではあったが、他の出演者とのキャッチボールやパス回しといったイメージの(それは例えば後述のロンハー、お笑い向上委員会のような)いわゆるトークバラエティと異なり、「講師と生徒」という固定された枠組みの中である程度一方的にしゃべり、随所でツッコんでもらうという形式は、錦鯉にはとても良かったように思った。(トークバラエティでアワアワするまさのりさんも楽しいけどちょっとハラハラはするのである、やっぱり)
吉村さんに振るときになぜか隆さんのほうを見てしまうまさのりさんと、それに対する隆さんの、マジでお母さんのような優しい「ん?」が良かったな。あとまさのりさんの笑い方を「殿様の笑い方」、険しい顔を「草刈正雄みたい」というハライチ澤部さんの表現が良かった。
悔しさ感じてないなあ、私も、人生で。

・『ロンドンハーツ』4月6日放送回
M-1ファイナリスト中間報告後半戦は下ネタ方面がメイン。いや~~こんな番組なのね!と変にビックリしてしまった(見たことなかったから)。錦鯉はふたりとも適度なイジられかたしていてよかった。めちゃくちゃ笑いました。隆さんのちっちゃいリアクションを有吉さんが拾ってくれてたな。バラエティを見てると有吉さんへの好感がどんどん増していくね。ご結婚おめでとうございます。来週の壁めちゃくちゃ楽しみ。

・『さんまのお笑い向上委員会』4月10日放送回
錦鯉ゲスト回2週目。先週はほぼ登場しただけで終わってしまっていたが今週はすごかった。小峠さんによる隆さんの能力の高さアピールからのまさのりさんの愛されクズっぷり、そしてさんまさんとの謎の意気投合の流れ、何もかも面白くて何度も声を出して笑った。ありがとうまさのりさんを面白くしてくれて。
ただ、小峠さんは「渡辺はまずはまさのりを前面に出し、落ち着いてきたら俺が、と考えている」と言っていたが、それはちょっと違うんじゃないかなあと個人的には思っている。隆さんはガチでまさのりさんの天然なヤバさ(という面白さ)を世に認めさせることがそのまま錦鯉を認めさせることだと考えているのではないのかな。自分が出ていくタイミングを見ているというよりは、自分はあくまで「ふつうに一通りできる(だけの)」側にすぎないと思っていて、その立場でまさのりさんをフォローする役割を務めていこうとしているのではないか。少なくとも当面は。知らんけど。妄想だよ。
(今回も、何かあった時にフォローしよう、みたいな態勢で何度も立ったり座ったりしていた(ように見えた)隆さんがかわいかった)
感想として独立させて書くほどではないのだが、ハリウッドザコシショウのネットラジオ「逆襲ザコシのチョゲチョゲPARK」の錦鯉出演回を聞いた。そこでも隆さんはまさのりさんの話にめちゃくちゃ楽しそうに笑っていた。そういうふたりが好きだ。

▼ライブ
・『おっさんずバカ』(インディアンス/錦鯉 4月5日 ルミネtheよしもと)

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人生で初めてのお笑いライブ、人生で初めてのルミネtheよしもと。とにかくなんでもいいからテレビじゃない場で錦鯉の漫才を見たい気持ち、そしてもちろん、ほぼM-1でしか見ていないとはいえ、インディアンスの漫才に対しても好感があったことで、即参加を決めた。現職場で初めて有給を使った。
インディアンス、錦鯉がそれぞれ10分ほどの漫才をして、そのあとにトークとゲームコーナー。なるほどお笑いのライブってこういう感じなのね~。
まさのりさんの喋りや動きに隆さんがフリーでツッコみ、舞台を重ねてベストなツッコミを探っていく、という錦鯉のネタ作りの過程を見せてもらったようだと感じた。ライブならではのゆるい瞬間が含まれるのも面白い。2ネタ目に入るタイミングでまさのりさんの素の動きに客席から笑いが起こり、それに反応してまさのりさんの動きが数秒停止し、隆さんが「急に止まるとビビるから、やっぱり電池だったんだ動力って思うから」とツッコみ、まさのりさんが「だってみんな笑うんだもん! おれがまじめに話してるのに~!」と反論しつつニコニコうれしそうに笑っていたところ、すごく良かったな。隆さんが終始ニコニコニヤニヤしていたのも幸せな気持ちになった。ルミネで大きな拍手で迎えられての嬉しさがもちろん大きいんだろうけど、まさのりさんのはしゃぎを見ているのがこの人は好きなんだな~ともしみじみ思ってしまった。良いもの見せてもらいました、ありがとうインディアンス。

▼配信ライブ
・『優しいエネルギー』(Dr.ハインリッヒ/キュウ/ZAZY/大自然/男性ブランコ/ヤーレンズ ONLINEよしもと)4月6日視聴
Dr.ハインリッヒ、キュウ、ZAZY、大自然は、ほぼテレビでしか見ていないとはいえどれも好きだなと思っていた人たち。男性ブランコはネタは見たことなかったが、「好きな気がする」イメージがあったコンビ。ヤーレンズのみあまり存じ上げなかった。アーカイブ配信終了数時間前に購入して駆け込み視聴した理由は、好きな芸人さんたちが集まっていることに加えて、どうもまさのりさんの話でめちゃめちゃ盛り上がったらしいことをTwitterで知ったため。キービジュアルがオシャレだったですね。
蓋を開けてみると、それぞれネタはもちろん面白く(キュウの漫才、いくつか見てきたけど今までで一番笑った。ヤーレンズも意識していなかったのが失礼だったなと思ってしまった)、まさのりさんとの交流が深いキュウ、ヤーレンズから提供されたまさのりさん話には微笑ませてもらった。バイト中の話、壁に向かって立っているので心配していたらそれがボケのつもりだった話、剃った髪をビニール袋に入れて溜めている話。細かいところ忘れてしまったな。すぐメモっておけばよかった。
ヤーレンズ、あとで見た錦鯉のウェブ記事で隆さんの口から名前が挙がっていた。これからチェックします。

▼CD
・『ロマンスグレイ』(オケミス)
良い作品だ。落ち着いた大人たちの音楽。違うのはわかっているけど、自分の中のイメージとしてはAORと同じ箱に分類される音楽。

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錦鯉の大活躍でテレビを追うのに忙しくなっているが、今週は特にメインゲスト回が集中したのと、ライブがあったので、本当に錦鯉の週といった感じになってしまった(特に5日はライブ→人生五十年→しくじり先生でたいへん忙しかった)。いや楽しいですね。楽しいことがある日常は良い。

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それはそれとして、ちょっと気になる症状があり病院に行った。
3カ月前にも一度受診して異常なし。今回も他院だが似たような反応だった。さすがにもう気にしないようにしたほうがいいんだろうけどもすっきりしない。

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