けむたい後輩/柚木麻子

ホラーかよ!てのが読了直後の感想で。それくらい真実子が怖かった。煙たいなんて遥かに超えてた。いやー、栞子にも真実子にも美里にも共感できないまま最後の台詞にたどり着いてしまったけど、強いてだれかに同情するなら栞子かなあ。イタいなーと思うけど、「いるいる」感なのか自分の過去との共通点なのか、はたまた真実子的心境…いや、ないな。たぶんラストが可哀想すぎたんだな。「あまからカルテット」と「早稲女、女、男」からくる柚木作品へのイメージとは少し違う雰囲気の作品。この人食べ物も学生も描くの上手だなー。

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