今朝の春/高田郁

みをつくし料理帖シリーズ第4弾。ここまで読んで確信しました、私りうさんが好き!(いきなりなんだそりゃ)芳とは違う角度から澪を諭してくれる、その湿度の低さが好き。今回は恋路に野江ちゃんに料理対決におりょう夫婦の危機(これちと長過ぎ)にと盛りに盛った感じである意味おなかいっぱいだったんだけど、このりうさんの態度と清右衛門の判断が光っていました。小松原の母の話は、良い話だしやったね澪ちゃん!とは思うけど、澪の恋路の進捗を自分に置き換えて見ると、このタイミングで母出てくるのいやだわー。しかし、ともに暮らす奉公人達や店主、恋の相手や幼なじみの人生と、澪の人生は周囲の人たちなしに前には運べないのだけど、盛りだくさんすぎて読むほうもなかなか大変だなあ。恋か仕事か、どこかをいつも拠点を置いておきたい。

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