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2019年に発行されたWordPress本、大半は改訂版。定番書籍の固定化が進んでいる?

先日、「WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。」第3版出版記念セミナーを開催しました。

発表の準備として、WordPress書籍の年毎の発行数について調べました。(スライドでは28ページ)

2019年に発行されたWordPress書籍は、9月5日時点で11冊あります。(紀伊国屋書店のウェブサイトで検索しました。書名・著者・監修の表記は紀伊国屋書店で掲載されているものをそのまま表示しています。)

【1】WordPressはじめてのデザイン&カスタマイズ入門―ブログ・サイトの改善方法がわかる
茂木 葉子/岩本 修【著】/星野 邦敏/吉田 裕介【監修】

【2】WordPressの達人が教える本気でカッコよくするWordPressで人気ブロ - 思い通りのブログにカスタマイズするプロの技43
尾形義暁/染谷昌利【著】

【3】できるWordPress WordPress Ver.5.x対応 本格ホームページが簡単に作れる本
星野 邦敏/相澤 奏恵/漆原 理乃/大胡 由紀/清水 久美子【ほか著】

【4】WordPress標準デザイン講座20LESSONS (第2版)
野村 圭/石原 隆志【著】

【5】WordPressのやさしい教科書。 - 手を動かしながら学ぶ実用サイト作りと正しい運用 5
竹下和人/額賀順子【著】

【6】本当によくわかるWordPressの教科書―はじめての人も、挫折した人も、本格サイトが必ず作れる (改訂2版)
赤司 達彦【著】

【7】小さなお店&会社のWordPress超入門 - 初めてでも安心!思いどおりのホームページを作ろう! (改訂2版)
星野 邦敏/吉田 裕介/羽野 めぐみ/大胡 由紀/清水 由規【ほか著】

【8】WordPress Perfect GuideBook - 5.x対応版
佐々木 恵【著】

【9】いちばんやさしいWordPressの教本 - 人気講師が教える本格Webサイトの作り方 (第4版)
石川 栄和/大串 肇/星野 邦敏【著】

【10】WordPressユーザーのためのPHP入門 - はじめから、ていねいに。 (第3版)
水野史土【著】

【11】WordPressデザインレシピ集 - スグに使えるテクニック230
狩野 祐東【著】

9/20追記

【12】できるポケット
WordPressホームページ入門 基本&活用マスターブック―WordPress Ver.5.x対応
星野 邦敏/相澤 奏恵/大胡 由紀/清水 久美子/清水 由規【ほか著】

【13】はじめての最新WordPress 入門[決定版]
野田ユウキ【著】

9/30追記

【14】WordPress セキュリティ完全対策マニュアル
吉田哲也【著】

10/31追記

【15】ビジネスサイトを作って学ぶWordPressの教科書 - Ver.5x対応版 プライム・ストラテジー/カイエン

11/20追記

【16】WordPressレッスンブック5.x対応版 - ステップバイステップ形式でマスターできる エビスコム

改訂版が多い

ぱっと見て気づくのは、改訂版の多さですね。【4】【6】【7】が第2版、【9】が第4版、【10】が第3版となっています。また改訂版とは銘打っていないものの、【3】【8】【16】は、以前に出版されている書籍をWordPressの更新に対応させたものです。【12】は【3】の改訂かダイジェストのようです。なので8冊が改訂版ということになりますね。

WordPress5.0(2018年12月リリース)では、投稿画面のエディタがグーテンベルク(ブロックエディタ)に変更されました。また、WordPress5.2(2019年5月リリース)では、PHPバージョンが5.6以上、リカバリーモード、ヘルスチェックなどの変更がありました。以前に発売されて評価の高い書籍が、改訂されて発売された、というケースが多いようです。

書籍自体は新規だが、実績のある著者がWordPress本を書くケース

【1】【2】【11】【13】【15】は、WordPress書籍としては新規ですが、他のジャンル(とはいってもブログだったりホームページだったりとWPに近いジャンル)で実績のある著者が執筆しています。

純粋に新規の著者は少ない

こうしてみると、純粋に新規の著者が書いたWordPress本は【5】と【14】だけのようです。

WordPressはかなり成熟してきた?

2013年~2014年は、雨後の筍のように、新しいWordPress本・新しい著者が出てきました。
しかし、2019年では、新しい著者が書く、というよりは、定番のWordPress本がだいたい決まってきた、という印象です。
WordPressがかなり成熟してきた、ということなのかもしれません。


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