「そらのソロ」発売記念ZAIKO配信~そらのソロ~感想文
届きました。聴きました。観ました。こんなに心がスッキリして整う音楽があろうか。
第一部 南足柄文化会館にて
A列車で行こう(Take The A Train) / Duke Ellington 他
邦題のセンス好き。楽しい旅行。車窓から見る景色が流れる。早くどこへでも旅行に行けるといいな。気持ちだけでもお出かけ気分に。…そんな思いを届けてくれるような軽やかな音色に心も軽くなる。いきなりピアノとトランペットのセルフアンサンブル。転がるようなペットの音色で、さあこれからコンサートが始まるぞという高揚感がわいてくる。
I Got Rhythm / George Gershwin
この曲を聴くと鮮やかな朱色の衣装に身を包んだ浅田真央ちゃんの滑りを思い出す。滑り出すとすぐ観客が手拍子を送る軽快なリズム。軽やかな曲を空くんが弾くと本当に軽やか。
子犬のワルツ(Minute Waltz) / Chopin
3羽の文鳥を飼っている空くん。文鳥小屋チャンネルも、先日の黒猫ちゃんとの「黒猫のタンゴ」も癒やし効果抜群。これも言わずと知れたショパンの名曲。今年のショパンコンクール盛り上がりましたね。でも、私は空くんのショパンが好きです。音楽の知識もないし聞き比べたわけでもないけど。まあ、つまりは空くんの演奏だから好きということ。理屈ではない。好きってそういうもんですよね。
※2022/1/23追記 YouTube登録者3万人到達おめでとうございます。
Don't You Worry 'Bout A Thing / Stevie Wonder
お色直しした空くん。からし色のセーター似合ってます。これは、心配するな、くよくよするなというスティービーからの応援歌のような一曲だそう。映画「Sing」の日本語吹き替え版では、MISIA演じるゾウのミーナが見事な歌声を披露してます。先日彼女のラジオで「Sing2」のミーナも続投することが決定したとの報告あり。力強くというより優しく励ますような寄り添うようなメロディ。歌うようなトランペットが心地いい。
The Song Is Me And You / 増尾好秋
本家を聴きに行ったら"The Song Is You And Me" という曲もあった。こちらには「パラパパンパパパ~(歌詞のない歌のような…これなんていうの?…スキャット?!)」みたいな歌声がついていた。ご本人のレコードジャケットも見てほしい。(指に鳥さんが…)長髪の空くんを妄想しました。(かぶりものはたくさんありますよね?ちょっと見てみたいような…) あ、肝心の曲はキラキラした音の粒が降り注ぐようなとっても爽やかなメロディ。青い照明が似合う一曲。
Sunny / Bobby Hebb
この曲だけいわれがハッピーじゃないとのことで、ちょっと調べてみると…確かに。でも、どん底の自分を救ってくれた人を歌っているのかな。ピアニカでこんなに哀愁漂う奥深い演奏ができるんだと驚く。アコーディオンのような音色。空くんのピアニカ絶品です。アレンジもカッコいい。これは ”King Of Cover Song” と言われているそうで、多くの人がカバーしている名曲ですが、歌つきカバーで聴きたい人は「へでもねーよ」EPを。
※2022/1/17追記 YouTubeにアップしてくれたので動画貼り付けました。
第二部 特典映像「空さんぽ」
まずは「空さんぽのテーマ」好きです。(再生ボタン押して続きをどうぞ。)
※2022/1/21追記 YouTubeにライブバージョンがアップされたので貼り付けました。
JR里庄駅をスタートし、里庄町立里庄西小学校から里庄中学校へ。授業中のため、正門からこっそり撮影。中学校時代の空くんは、吹奏楽部でトランペット担当、嘉門達夫(”カセットテープ” 懐かしい)とマイクタイソンとウッチャンナンチャンの「ウリナリ」が好き(そういえば、前回の配信で中学生のころビビアンスーが好きだったって言ってたな)、成績は優秀だったそうだ。曲の趣味とか渋いし、話が合う同級生はいたのかな。音楽の話はおとんさまとしてたのかな。(私は中学のころは正直あまり話の合う友達が周りにいなかったな…)母校の岡山県立鴨方高等学校は選択制の授業で、3年生のころはほとんど音楽と英語の授業だったそう。好きなことを存分に勉強できるっていいな。
中学3年から高校3年、進学する直前まで通っていたというヤマハ音楽教室 スガナミ楽器 笠岡センター到着。正面の壁はガラス張り。一面に「スガナミ楽器は卒業生の藤井風さんを応援します」という大きな文字と風くんのポスターが。「今日はそこへ私の今度発売予定のCDのチラシを貼らせていただけないか交渉に行ってきます」…それができるのは空くんだけです。この穏やかに軽やかに受け流すというのは自分にしっかりとした軸がないとなかなかできないと私は思う。CDジャケットの写真の下は手書きの文字。手作り感満載が逆にいい。さすがです。「買っていただけますように」私も祈ります。重苦しい気持ちでレッスンに通っていたというのは意外。それでもずっと続けてくれたから今こうして聴かせていただけて幸せです。
カブトガニ博物館、恐竜公園へ。おとんさまに連れてきてもらっていた思い出の場所だそう。カブトガニ博物館の中も撮影OK。ウルトラマンエース15,16話にカブトガニがモデルの怪獣が登場…って、空くんはウルトラマン世代じゃないはずなのに詳しい。私はもろウルトラマン世代ですよ。(ウルトラマンタロウと篠田三郎さんが好きでした。)カブトガニの血は細菌の毒素と反応して固まる性質を持っていて試験薬として役立っているそうだ。カブトガニシアター楽しそう。恐竜は昔から大好きで、今でも ”なんとかサウルス” の名前なら100種類くらい言えるらしい。ちょうど恐竜熱真っ只中のころ恐竜公園ができたということで、”連れてって 連れてって” とおとんさまにおねだりしていたのでしょうか。(バックミュージックに空くん作曲「どんがめ」「ダイナソーパーク」が流れる。)ここでのツボは、岩山を見ての一言「高圧洗浄水で洗いたい」文鳥小屋チャンネル見ると分かるけど、かなりのきれい好きと見た。ジャ○ネット見てつい買ってしまった我が家の高圧洗浄機をお貸ししたい。
そしていよいよ「私の実家。喫茶ミッチャム跡地です」…跡地という言葉が切なく耳に残る。中も見せてくれた。「まだきれいに残ってますね」ずっと残しておいてほしい。「こんな感じで楽器が置いてありました。動画なんかもここで撮ったもんです。懐かしいですね」あぁ、ここで撮影されたあの動画やこの動画、何度も見たなぁ。動画だけでも残していてくれるのがありがたい。店舗奥の部屋の前に立つ。「ここは長らく私の部屋として使っていました」進学で関東に出た後は、妹さん、風くんが使ったそうだ。中に入ると、見たことのある小道具が…。こちらでも多くの動画が撮影されてるなぁ。書いてると泣いてしまう。
この部屋で練習に励んでいたそう。エレクトーン検定受検者限定で送られてきたのが「ヤマハ音楽院」のパンフレット。それが運命の出会いなんですね。おとんさまの許可をもらい進学。そして今の空くんがいる。つながってますね。その次の検定の時に練習していたサイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」を演奏してくれた。選曲がまた泣かせる。もうここで新しい動画を撮影することはないのかもしれないと思うとこみ上げるものがある。でも、この配信を見たみなさま、これから solakaze チャンネルを観るたびに、「あ、この部屋のこのあたりから撮影したのね」と振り返れますね。
第三部 小田原 TEA FACTORY 如春園 にて (オリジナル曲)
みなも
場所も衣装も替わり、髪も切って登場。珍しいビクターのピアノ。前の所有者さんの名前入り。きれいに磨かれていて大切に引き継がれたピアノだと分かる。先日の配信では一番人気の曲。水面の表情が変わる様子が音になって響く。風が吹いたのかな、雨が降り出したのかな、木の葉が落ちたのかな…と想像しながら聴きたい。
Peat moss
トランペットとピアノのセルフアンサンブル。ピートモスというのは園芸などで使う「水苔」という意味。トランペットの力強い響きとピアノの低音が絡み合う渋い曲。曲のタイトルに困ったらウルトラ怪獣の名前をつけていたため、この曲のタイトルは初め「ゴモラ」だったそうだ。
Forest trail
「森の小径」というタイトル通り、マイナスイオンが出るようなすがすがしい曲。木漏れ日、風、葉音、鳥のさえずり…景色が変わっていく様が体感できるよう。
Interlude
「間奏曲」という意味で、CDでも真ん中に収録されている。爽やかなんだけど時々響く低音がカッコいい。
※2023/5/12 追記 藤井空作品庫チャンネルにアップされたので、貼り付けました。個人的お気に入りの一曲。(一曲にしぼれんけど。)
Raise the UDATSU
大きな鳥さんアップリケの衣装にお召し替え。日本語で言うと「うだつをあげろ」という意味。「うだつが上がらない」というのは出世しない、生活や地位が向上しないなどの意味があるが、自身に活を入れるような曲だそう。ピアニカとピアノのセルフアンサンブル。軽やかなのは空くんらしい。しんどいことも多いけど、目の前にある少し高い目標に向かって自分にできることを確実にやっていこうという印象。
EX.five
これは今回のCDには収録されてないけれど、5拍子のおもしろい曲とのこと。私にとっては5拍子の曲なんてあるんだと知った曲。
まだCD届いていない方、みなさまに届きますように🙏(お知らせ読んでくださいね~)
何曲かは貼り付けましたが「そらのソロ」はCDで聴いてほしい。心を込めて録音したいい音で。ギリギリまで配信も楽しませていただきました。ありがとうございます。
※12/5追記 発売前に出ていたステキな記事です。まだ読んでない方どうぞ。
※12/5追記 まだCDが届いていない方、下のtweet読んでメール送ってくださいね。
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