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風前の半世紀ちょいと風後の一年弱~藤井晴れの夏空によせて~

風くんを知って初めて迎える誕生日は藤井晴れの夏空。ちょうど今、母から「なんもないけど」と電話をもらう。ただ生きていることに自然と感謝できるようになった自分に驚く。「気づいた時にはまだ早い」これから生き直していこう。風くんの歌を道しるべに。

出会ったのは去年の夏休み。仕事も家事も育児も投げ出し、寝る間も惜しんでYoutubeを見続けた。スマホの画面に微笑み、身悶え、滂沱の涙を流す…というかなり怪しい状態で。

ファーストアルバム「HELP EVER HURT NEVER」はレンタルで聴いたがその後、ハイヤーセルフの声に導かれ購入。我ながらぐっじょぶ(初回限定盤滑り込みセーフ)。少しずつ、心の耳すまして優しい気持ちで答えを聴けるようになってきた。まだまだ肥溜めにもダイブするけれど、そんな時こそ藤井風。彼の歌、存在は、しんどい時には優しく寄り添ってくれ、元気がほしい時には力強く励ましてくれ、もうなくなったと思っていたときめきまで与えてくれる。何度ありがとうと手を合わせたことか。今日の悲しみを乗せて、明日の喜びを運んで、風が或るべき場所へ運んでくれると心から信じられる幸せ。

風が運んでくれた喜びといえば、空。お兄ちゃんの空くんだ。私には弟が4人いて、一番下は一回り違うので、時々空目線で風を思う。私の弟もちょっと中性的で甘え上手、年を取ってから自分を育ててくれた両親を大事に思う優しいところがある。うちは裕福ではなかったが、姉や兄がすでに社会人になっていたからか割と自由にのびのび生きている弟がうらやましくもあった。空くんは長男だから家のこととか妹弟のこととか悩んだこともあったと思うけど、大好きな音楽を続け着実に前進しているところに感服。空くんの誠実な人柄がにじみでたピアノ、巧みな選曲、実はおもしろいトークはじわじわくる。今まで意識してなかったけどずっと近くにいる人が実は運命の人だったみたいに。

久々に開いた「BIRTHDAY BOOK」。7月11日生まれのあなたにぴったりの恋の相手の誕生日に5月20日を発見。風くんのHEHN発売日でもあるこの日は空くんの誕生日。このじわじわくる中毒性は恋だったのか。7月23日の有料配信ライブ【夏空の音色】が待ち遠しい。

胸が締めつけられるというか、切なくなってしまうのでなかなか見ることができなかった青春病BTSを見直している。これはMV撮影というより青春の撮り直しのようで、まるで自分まで体験したような気持ちにさせてくれる。妄想だっていい、みんなつながっているんだから。過去は変えられないけど、自由に上書きしてもだれも傷つかない。いつも心にHEHNを。

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