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「好き」と「楽しい」をありがとう

 2023/1/27 ドラマーの佐治宣英さんのTwitterにて教えてもらった、お友達の曽我淳一さんの記事。

 音楽家としてというより人として生きていく上で大切なことを再確認できたような内容で、興味深く拝読した。

 「今やるべきことは何か」という核を見失わない、コミュニケーションが大事、売れるかどうかよりいい音楽を届けたいという気持ち、桑田さんの歌は人間力、説得力がある…お金は必要だけど、お金のために働くとかえってお金は逃げていくというような逆説的な真理をついていると感じた。やっぱり、人との関わりがお金にはかえられない幸せを生み出すのだと思う。


 2023/1/30 ベースの真船勝博さんはご自身が記事に。

 Instagramは音も出てステキ✨

 小さなころから(実の)お姉さま方の影響で音楽が身近にある中で、なぜかベース音に惹かれていたというのが印象的。それにしても、大阪大学を中退するなんて…待望の末っ子長男のマフさん、周囲の反対(多分)をどうやって説得したのだろうか。御両親と姉1〜姉5の反応が知りたい(笑) 好きという気持ちが大切だと思っても、それを生業とするとなると二の足を踏む人が多い。特に芸術分野に対しては厳しい。私たちの世代(多分マフさんのお姉さま世代)は、そういう世間の常識みたいなものに縛られていたように思う。マフさん、よくぞ音楽の世界に飛び込んでくださった。ありがとうございます。


 私は、勉強はそこそこできていた(自分で言うな)ものの、将来のことは深く考えることなくぼーっと過ごし、薦められるままに地元の進学校といわれる高校に通い、あまり疑問を感じることなく受験勉強をし、地元の大学に進学した。マフさんと同じく6人姉弟の私(全く待望ではない2番目次女、下は弟4人)は、第一にして唯一の条件が家から通えるところ。選択肢はほぼ一つ。一応滑り止めも考えたけど、県外は受験するお金がないし、そもそも受かっても通うお金がない。一応地元の一校のみ受験。ただ、本命の合格発表前に一時金を納めないと入れなかったので、結局受験しただけ。学部学科も得意科目で選んだ。あちこち受験する人たちを羨ましく思うこともあったが、そこまで勉強熱心でもなかったから地元の大学に入れたらよしという気持ちでいられたのは結果オーライ。ただ、小さいころからなぜか惹かれていたというか、進学先も就職先も今思えば導かれていたような気はする。これまた結果オーライ。約30年前はこんな生き方でも大学出てたらなんとかなるみたいなところがあったけど今は違う。子どもたちには自分のやりたいことを見つけてほしいと思う。


 きれいごとでなく、好きなことならがんばれると思うし、自分で選んだ道なら悔いはないと思う。いや、悔いはあるかもしれないけど、それは結果に対してというより、過程に対してだろう。


 こどもには「大学なんか勉強したいものがなければ行かなくていい」とか、「あなたは好きなことにしか興味が向かないから、これだというものが見つかるといいね」とか言ってるが、私に輪をかけてマイペースでぼーっとしているので心配だ。下の子は小さい頃ダンスが大好きでよく踊っていた。ダンススクールにでも入ったらいいかなと探してみたものの、色々あって断念。そのうち興味はゲームに移り、すっかり踊らなくなった。


 藤井風LOVE ALL ARENA TOUR のコレオグラファー&ダンサーズリーダーのShingo OkamotoさんのSNSを見ていると、こんな風にダンスを極めて仕事にできて、たくさんの人に喜んでもらえるのは幸せなことだなぁ、と親目線で感じてしまう。風くんやバンメンさん、ダンサーさんたちもみんな楽しそうで、それを見ている私たちも幸せになり、また、そんな私たちを見ることで演者やスタッフの皆さんも幸せになる…なんてステキな幸せの相乗効果。誰かに喜んでもらえることを幸せと感じ、そのための努力を続けられる方々が繋がってまた新しい仕事を生み出していくのもすばらしい。


 しんどいことがあっても好きなことならがんばれる。しんどいことがあっても何か楽しみがあればがんばれる。時に失敗し、時に挫折し、そんなことの方が多いと思うけど、「好き」と「楽しい」を見つけてぼちぼちがんばれたらいいな。私に「好き」と「楽しい」をくれるすべてのみなさま、ありがとうございます。

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