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LAATは愛の宝箱〜冬来たりなば春遠からじ〜

 LAATも終わりに近づき、ずっずダイアリーも何やら振り返り始め、読むと勝手に涙が流れるようになった。これは年をとって涙腺が緩んできたせいなのか。若者の皆さんがいきいきと現場で自分の役割を果たす姿を見ると、心がじんわり温かくなり、がんばりや〜とエールを送りたくなる。また、本当に多くの方々が関わってくださることで私たちは楽しい時間を過ごすことができたのだと実感した。

 楽しい時間の終わりというのは寂しい。でも、終わりがあるからがんばれる。どんなに楽しいことでも永遠に続くと苦痛だ。だから、寂しいけど晴れやかな気持ちでもある。張りつめた緊張をほどいて、ほったらかしていた身の回りのことを整えたい。…って、ただの参加者の私がスタッフの一員みたいな感想を抱いてしまうのもずっずダイアリーやみんなのシェアのおかげだ。風くん、バンメンさん、ダンサーさん、参加した皆さんのSNS、みんなの「何なんw」のおかげで全公演参加したような気になっている。

 
 ネガティブな出来事にドキドキしたこともあったけれど、ステージを見たらそんなことは吹き飛んだ。回を重ねるごとに解放されていくステージをみんなでシェアするという初めての楽しみ方も知った。現地の情報も共有することで、困ったことを解決したりみんなで乗り越えたりする様子に感動もした。ネタバレに対する考え方も変わってきた。ステージの2時間だけでなく、行く前、帰ってからも楽しめた。会いたかった人にも会えた。みんなで創る "風の冬まつり" のようだった。たくさんの宝物をもらったのでこれからしばらくがんばれそうです。

 
 さて、もうすぐ長男の卒業式。12年間通った特別支援学校から旅立つ時が迫ってきた。卒業したら今みたいにクラスメイトに助けてもらうことがなくなるんだなぁと想像するだけで寂しさが押し寄せる。なんだか LAAT が終わる寂しさと似たものを感じる。もうみんなが集まることもなくなるなぁ。うちの子は学校での出来事などを話してくれないので先生が時々写真や動画を送ってくれるのだが、これがかなり笑える。先日は卒業後の身だしなみ指導があり、女の子は化粧の仕方を教わり、男の子は洗顔、整髪、ネクタイのしめ方を教わった。みんながターバンをつけて洗顔している動画を送ってくれたのだが、うちの子だけ、どう見ても酔っ払いがネクタイを頭につけたような位置にターバンがある。直す前に撮ってくださりありがとうございます。辛いときに見ます。これから新生活に備え、家の片付けをしようと思います。


 LAATに関わってくださったすべてのみなさま、本当にありがとうございます。またの機会を心から楽しみにしています。ゆっくり休んで次のステップに向けて充電してください。もうすぐ訪れる春が、あったかい楽しい幸せな季節になりますように。

 
 

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