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日本で味わう Fujii Kaze and the piano | Asia Tour 2023 〜山本文緒さんにも「帰ろう」届いたかな~

 
 若かりし頃(本を読ませていただいて)、お世話になっていた山本文緒さん。2021年に58歳の若さで亡くなった。その亡くなる直前まで書いていた、御本人曰く「闘病記ならぬ逃病記」が『無人島のふたり』。タイトルは、突然の癌発見と余命宣告に、旦那さまとふたり無人島に放り出されたように思ったところからついたそうだ。


 その『無人島のふたり』6月の記述に、風くんの武道館Blu-rayを見たとある。さらに「藤井風、なんというカッコよさ。生で見たかったなぁ。」と。最後の記述は2021年10月4日で、亡くなったのが2021年10月13日。"Free" Live、HELP EVER ARENA TOUR が行われていたころだ。文緒さんは、天に帰ってHEATを特等席で観ることができただろうか。HEATといえば、私が初めて生風を浴びたツアー。このnoteを書き始めたのも2021年夏。同じころ文緒さんも『無人島のふたり』を執筆されていたと思うとご縁を感じる。


 そして、今風くんはアジアツアー真っ最中。ずっずダイアリーに、ツアーコーディネーターのpamelaさんから「アジアツアーをやるには覚悟が必要だよ。」というようなことを言われたとある。アジアは近隣国とはいえ、文化も価値観も異なる。日本からチャレンジした人たちからの情報だが、チケットの販売方法だけでもそれぞれの国ごとに違っていて、かなり激戦な上にいろんなハードルがあったようだ。ツアーが決まってからさまざまな意見も飛び交っている。正直見ていて辛くなるようなものもある。ただ、きっと想定内。新しい扉を叩き割って前に進む時に問題はつきもの。それも承知の上だろう。今ざわついていることも、後から振り返ると大した問題ではなくなっているんじゃないかと個人的には楽観視している。見たくないものを見てもやもやするくらいなら、韓国でのライブ動画を鑑賞しながら、次はどんな動画が観られるか楽しみに待っている方が幸せだ。韓国で撮影してシェアしてくれたみなさま、本当にありがとうございます。行きたくても行けない世界中のkazetariansも大喜びだと思います。覚悟が必要なアジアツアー。価値観や応援の仕方に違いはあれど、大きな心で楽しく盛り上げていけたらいいな。


 多分、文緒さんのように御自身が大変な状況の方はそんないざこざは耳に入らないし、入ったとしてもそんなことで揉める暇はないと思うだろう。ただいいなぁと思うものを観に行ける、食べに行ける、体験できる、それがどれほど幸せなことかを痛感するだろう。何でも「過ぎる」とよくない。好きをコントロールするのは難しいが、ほどよい距離感でほどよく好きでいたい。


 文緒さんは今ごろアジアツアーを満喫されているだろうか。楽しみながら見守っていてくださっているような気がする。今回のツアーはいかがですか。天国から執筆してくれないかな。


 チームのシェアも早くて驚きました。ここでもアップデートされてますね。みなさま健やかに🙏楽しんで🙏


 今日、明日はいよいよタイ。「死ぬのがいいわ」ブームの火付け役ともいえる、藤井風熱が最も高いであろうアツい国。きっとみなさまお待ちかねだと思うし、チームもワクワクしてるだろうな。日本からもエールを送ります。ワクワクすっぞ!


※2023/7/3 追記 「帰ろう」がセトリに入っていて嬉しかった。タイのプロモーターAVALONの社長さん(ずっずダイアリーによるとキティワットさん?)が "Kaze, you should do this song." とおっしゃったおかげのようです。ありがとうございます。イントロも "take a deep breath." の言葉も"Free" Live を思い出し、感動がふくらみます。幸せ絶えぬ場所に帰った方々にもきっと届いたと思います。
シェアしてくれたPalmy Specter さんもありがとうございます。


※2023/8/23 追記 アジアツアーの recap が公開されたので、記念に貼りつけさせていただきます。風くんの歌や思いがちゃんと届いていて、みんな風くんが大好きなのが伝わります。「藤井風の歌は万国共通」だということが分かり、これからさらに広い世界に羽ばたいて行けそうですね。本音を言うと寂しさはあるけれど、心から応援しています。


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