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Fujii Kaze "Free" Live 2021 報道番組(MUSIC SPECIAL)を見て色々思ったこと no.5 完結編

10月14日(木) MUSIC SPECIAL 「藤井風」 藤井風、届け世界へ   Echo throughout the world

 "Free" Live 報道番組のラストはなんと45分の特集番組。しかも「取材を許された」というナレーション。きっと他局からのオファーもあったのだろう。すべての番組を見て、内容、日程などを考えると、本当に各局が相談、協力してそれぞれの視点で取材をしてくれたと感じる。NHKでは、風くんとずっずさんに焦点が当たっていたように思う。(言葉は発しなかったけど、コバさんが画面に何度も映っていたのも印象的。彼女の存在も大切なんだということを知らせてくれているようだった。)

 早々にずっずさん登場。「2019年5月、世界に通用する才能を見つけたと確信した河津は風をNYに連れて行った」このナレーションのインパクトが強烈で最高だった。ずっずさんの洞察力と行動力を一文でズドンと伝えてくれた。ずっずさんはインタビューにも応えてくれた。「きらり」MV AFTER TALK でも顔出しなかったのに。みんなが聞きたかったずっずさんの声、言葉。「絶対コイツだと思った。」一度断られたのに諦めずにがんばってくれてありがとう。ずっずさんに需要ありということも把握されてますね。さすがNHKさん。

 「ありのままを見せてくれた。愚直に、貪欲に、そして純粋に」あまりにありのままだったので、胸が締め付けられる思いがした。同時に、いつも「一緒にもがいていきましょうや」と言ってくれるのは、本当に自分ももがいているからだということが伝わって、何もかも持っている雲の上の人が地上に降りてきてくれたようにも感じた。

 驚いたことはまず、小4から作曲をしていたこと。中学からは将来英語が乗るであろうメロディを作っていたこと。「何なんw」の「ワシ」は「シャシャシャという音のスピード感」からの選択だったこと。これもメロディに呼ばれる言葉を探した結果だったんだ。「あの曲のグルーヴには岡山弁が必要だった」

 最も驚いた言葉が「無駄な曲は一切作りたくない。一曲でもイマイチだなって思われたら悔しい。自分が自信を持って誇れるものだけ、何かしら意味のあるものしか出したくないというのは”絶対”ですね」ここまではっきりと強い言葉で言い切った風くんを見たのは初めてだった。確かに今までの曲はすべて名曲。言葉遊びはあってもふざけたような曲はなく、メッセージのこもった心に響くものばかりだ。

 あんまり調子よくない日の姿、そこからずっずさんと試行錯誤する姿も見せてくれた。「おのれとの戦い」「自分が相当がんばらんと」「自分に何ができるん」「自分磨きがんばらんといけんな」色んなものを背負って不安定になるのも当然だということに気づかせてもらった。ずっずダイアリーにもあったように、コンセプトについての話し合いから相当の時間をかけて妥協を許さず進めてきたはずだから。あの苦労を乗り越えてたどり着いた "Free" だからこそ意味もあると思う。

 ライブが終わって2週間後の里帰り。心のお掃除ができてスッキリしたような晴れやかな顔だった。でも、ゆっくりふるさとを満喫するというよりは、もう先を見据えている顔つきだった。休んでええんやで~。

 個人的な話だが、"Free" Live 中にドキッとした瞬間が2回あった。一つ目は「帰ろう」の前に「みんな深呼吸しよか」という言葉を聞いたとき。始まる2時間前ごろ、私もものすごく緊張して自分を落ち着けるために深呼吸をしていた。繋がっていると実感できた瞬間だった。

 二つ目は、最後「来てくれて、見てくれて、そして、居てくれてありがとう」と言ってくれたとき。 "Free"だけじゃなく、"Live"という言葉の意味もかみしめていたから。

 まだまだこれからも見て、聴いて、(会いに)行って、(心はそばに)います。末永くよろしくお願いします。
 ありがとうみなさま
 ありがとうかみさま

 最後に、このてるてる坊主にも愛を感じました。ステキな密着ありがとうございます。"Free" Live だけじゃなくこの密着も大切な宝物です。「小林SUN」というネーミングセンス、私も大好きです。

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