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Fujii Kaze "Free" Live 2021 報道番組を色々見て思ったことno.2

9月10日(金) おはよう日本 [思い]人々に寄り添う曲をミュージシャン藤井風

"Free" Live から6日経ち、ようやく最初の週末。この日は朝と晩に2番組。まだまだ気持ちが揺れ動く。まず、おはよう日本では、風くんが届けたい「思い」、私たちが受け取った「思い」、そしてそれを受け取った風くんの「思い」に注目。

まず、ライブを通じて届けたかった「思い」は、「コロナ禍でだれもが経験したことのないことを経験している今、聴いてくれとる人、見てくれとる人とその場を共有して繋がれたらいいな、スタジアムの広さこその開放感も味わってもらいたい。」この「場」の共有は、あのモノクロからカラーに変わった瞬間にぞわっとするほど感じた。フッとスタジアムに瞬間移動したようで、何度見ても時空を超えて繋がる感覚を味わえる。(藤井風アプリ”ずっずダイアリー”によると、このアイデアをダッチ監督が思いついちゃったのはライブ開始15分前。「Fujii Kaze "Free" Live 2021 Documentary」の4:07に大きく映し出される時計は12:47ごろ。風くんと握手するダッチ監督。その瞬間をしっかりカメラに収めるザベスさん。すべてが繋がった瞬間が見られて胸熱です。)スタジアムの広さを一番感じたのは「青春病」のドローン撮影で、スタジアムを飛び出し周囲の空が見えた時にはまるで鳥になって見に行ったような浮遊感を味わった。あの感覚は現地にいても味わえない。配信だからこその映像美。ダッチ(山田健人)監督をはじめ、映像担当スタッフさんありがとうございます。

ファーストアルバム「HELP EVER HURT NEVER」についての「思い」は、「『常に助け決して傷つけない』というのはめっちゃ難しいからこそ、大事にしがいがある。いい人間でいたらいい音楽も生まれてくる、(手で何か受け取るような仕草をして)与えられるんじゃないかと思う。」この Something Great (神のような大いなる存在)からいい音楽を与えられるというのは、風くんが言う「降りてくる」ということだと思うが、やはり不断の努力なしには成せない業だ。「いい人間でいる」これもめっちゃ難しい。そしてこれもまた自分を見つめ直す機会になった言葉だ。

続いて、ファンが受け取り感じた「思い」の紹介。病室で聴いた「優しさ」のおかげで、人は優しさで繋がれて生きていると感じ、治療をがんばろうと思えたと話す女性が登場。(ここで登場された有村千裕さんのTwitterに詳しい記事が掲載されています。もっと詳しく紹介していただきたいと思ったのでシェアさせてください。)風くんの歌には寄り添ってもらったり、背中を押してもらったり、解放されたり、癒やされたり、元気になれたり…もう生きる上でなくてはならない存在になっている方が多いと思う。

このようなファンの反響に対する風くんの「思い」は、「照れますね。本当嬉しい。ポジティブな声をいただくと、わしももっとがんばらんとけんなと思わされます。」…私のような人間でも、だれかの役に立っているなと感じると嬉しいしやる気が出る。規模が違いすぎるけどそういうことなんだろうなと思いつつ、いや、あなたこれ以上がんばらんでもええんやで、休んでもええんやでと思ってしまう。

新曲「燃えよ」についての「思い」は、あえて今元気にハッピーになれる曲をということで、「たくさんの人に寄り添える曲になってくれたら嬉しい。」はい。元気もらってます。寄り添ってもらってます。

この後、女性アナウンサーが発した言葉に共感した。「みんなで盛り上がるのではなく、同じひとりぼっちを共有しながら見るという、今の価値観に通じる見方もあることを感じた。」一人だけど独りじゃない。離れていても繋がっている。風くんの歌には寄り添うだけでなく、人と人とを繋ぐ力も感じる。実際、風友さんがあちこちに増えてきて嬉しいし救われています。


9月10日(金) news zero    

藤井風(24) ”たった1人”の無観客ライブ #Z世代がつくる未来

Z世代というのは、生まれたときからインターネット環境が当たり前のようにある最初の世代(おおむね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代)ということで、風くんも含まれる。news zeroでは、Z世代の風くんから、同世代やもっと若い世代の人たちへ届けたいメッセージを伝えてくれた。

ライブから3日後のインタビューで、まずは当日の感想。「この時代にちゃんと届いてくれとるっていう実感もあるから本当に恵まれていると思う。」続いて幻想即興曲を弾く13歳の風くんの映像が流れ、風くんが紹介される。新型コロナの影響で活動に支障があったかと思いきや、風くん自身は「正解(普通だったらこんなことをしていた等)が分からないことがむしろありがたかった。」と言い、徹底した感染対策を講じての武道館公演など、”自分ができること”をひとつひとつやってきた。しかし、周囲の若者は、部活動や就職活動などの機会を奪われている。

藤井風(24) ”同世代の若者へ”伝えたいこと #Z世代がつくる未来

「『我慢が続く若い世代がもっと”自由”でいてほしい』という思いからライブのタイトルは "Free" に。元々は彼らを無料で招待する予定だった。」というナレーションを聞いて、やはり招待したかったのは若い世代の皆さんだったんだと知る。結果それもかなわず、たった一人でステージへ。「もっともっと何をしていいんか分からんくなっとる人とかいっぱいおると思うし、わしは機会を与えられていて、恵まれとるからこそ何かシェアできることを探したいなと思っている。」

~そして、迎えた本番。藤井さんはこんなメッセージを送りました。(画面には「若い世代へ…」の文字)~ 「燃えよ あの空に燃えよ 明日なんか来ると思わずに燃えよ クールなフリ もうええよ 強がりも もうええよ」

YouTubeのコメント(「何もない高校生活に華やかさをもたらしてくれるような気がしました」「先が見えないことは変わらないけどもう少し頑張ってみようと思いました」など)を読む風くん。「届いてまっせ。ありがとうございます。」と笑顔を見せる。ここからが刺さりポイント。「できることは確かに制限されているけど、それでもできることを積み上げたら(両手を猫の手にして交互に積み上げる仕草)できないと思っていたことも気づいたらできそうになってる、できちゃってるかもしれない(猫の手を同じ高にそろえてくっつける)。だから本当 目の前に与えられてる何かを探してそれを一つ一つクリアしていくしかないですよね。」最後はうなずくようにカメラとインタビュアーの方を見つめる。手のかわいい仕草は子どもにも分かるように話しているようで、言葉選びも、言い聞かせるような話し方も若者を意識しているのが伝わった。まるで自分に言い聞かせているようでもあった。若い世代だけでなく、全世代に伝わったと思う。

有働さん「藤井さんはうらやましいくらいに言葉がまっすぐ届く方だなあと。それは発する言葉に嘘がないからだと思うんですけど。」「VTRで『シェアできることを探したい』とおっしゃっていたけど、その言葉が、その曲が、人を繋いでいくと思いますね。」そうなんですよ有働さん。繋がっているなぁと実感する毎日です。

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