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モダンカリグラフィーに似合いそうなテイストの植物イラスト

カリグラフィー作品を制作する場合、もちろん文字だけで構成もしますが、イラストなどを添える事もあります。中世の装飾写本を見ると、植物を模したイニシャルやボーダーなどの他、内容を表したイラストや、内容とは関係ない奇っ怪な妖怪などが描かれていたりします。

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対して、現代のトラディショナルなカリグラフィー作品はこんな感じ。

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うん。まあ似合ってます。

が。

……現在のセンスで見るとちょっと古いと言うか、オカンくさいですよね(笑)。リアルめなボタニカルアートなどを添えると、主婦の趣味の手芸感が強くなってしまいます。

まして、最近のモダンスクリプトのテイストにはあまり似合いません。

なのでちょっと探してみたところ、ちょうど良さそうなイラストを描かれている方を見つけました。アメリカの Alli Koch さんという方です。

見ての通りシンプルで抑揚のない細いラインでイラストを描かれており、ありがたいことにこのイラストの描き方の教本を著されています。


で、これらの本を参考に描いてみました。こちら。

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テキトーに描いたので線の太さが不揃いですが(笑)、ま、スタイル的には合うんじゃないでしょうか。

カリグラフィーを書く腕のある方なら、簡単に習得できると思います。参考にしてみてはいかがでしょうか。ちなみに本は普通のソフトカバーの他、ちょっと高くなりますが平置きに便利なリング綴じバージョンもあり、見本にしながら描くにはそちらが便利でしょう。

ではでは。

カフェラテおごってください。