インスタ映えをバカにしつつも憧れる

かれこれ5年ほどインスタをやってる。(実はまだ海外セレブとか海外だけで流行っていたころにもやっていたがそこは無視する)

最初のころは、みんな、今思えば少しこださい、インスタ公式のフィルターやフレームを使った投稿で、ストーリー機能もなく、長文語りも、「買ってよかった○○」とかの文字だらけ投稿もなく、アーカイブ機能もなかったから、おしゃれな写真だけを厳選させることもなく、日々の写真を軽い感じで載せていたような気がする。

そもそも、インスタは写真だけ、ツイッターの文字に対してこちらは写真だけで、みたいなSNSだった。

そんなこんなで現在のインスタは、「映え」の世界だ。特に最近だと、ブラウンやベージュを基調としたもの、無印良品さながらのシンプルさ、か「韓国っぽ」なカフェやゲストハウス。私はというとちょっと馬鹿にしている、というキャラをやりながら、実際ちゃんと憧れている。もはや最近は、「バカにしてるっぽいけど、実際は憧れているキャラ」で生きている。

じゃあ私のインスタグラムはどんな感じなのかというと、冒頭でいった初期の撮って出しインスタスタイルである。短文(おいしかった~とか)と位置情報と、人物タグ。語らないし、アーカイブもしない、そしておしゃれな写真ではない。本当はインスタに興味ないけどやっている女スタイルである。しかしこのスタイルは、滅茶苦茶興味があるからこそ、自意識がそうさせてしまっているスタイルなのである。

個人的に現在のインスタグラマーには、

1)無印良品、韓国系シンプル

2)淡色系(2と近い)

3)スマホの基本カメラで画質良い系、VSCO系

がいると思っている(他にも色々いるけどこんな感じだと思う)。1、2はインスタに興味あって、インスタを基本とした生命活動を行う、今どききゃぴきゃぴイメージがある。一方で3は、普段の充実している生活があるうえで、少しだけ皆様にお見せしますよ~感がある。

そして私は、3になりたい。インスタ映えを狙わなくても、日々の生活が映えるので、インスタでも映えちゃうんです、を装いたい。けどどうしても、インスタとインスタ映えに滅茶苦茶憧れる自分と、3をしたい私の自意識がこんがらがってこんがらがる。


結局私のインスタは統一性のない、たまに映え投稿をはさんだ、おしゃれな料理の写真ばかりのつまらないインスタグラムになっている。



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