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3年間


2021

4/9

入学式。知らない人しかいない。戸惑うことしかない。習慣、方言、まさかの制服も違っていた。もう、不安しかない。でも、やっていくしかない。転校は慣れっこ。でも、学期はじめの転校ははじめて。まぁ、なんとかなるっしょと思っていたのに最初の学活で担任の先生が
「じゃあ、自己紹介しましょう!出身小に名前と、一言。出席番号順で!」
と、言った。
(はあ〜😡出身小言ったら、転校生だと思って距離とられるかもしれないのに😠うわ〜ヤダな〜)
こんなことを思いながら聞いていたらついに私の番がきた。まわりは、驚いていたけど距離はあまりとられなかった。むしろ声をかけてくれる子の方が多かった。そんなこんなで始まった中学校生活。順調に進んでいった。友だちもできたし、部活にも慣れた。そんな時運命の出会いがあった。

ある先輩

この先輩は、生徒会長と部長を掛け持ちしていた。まわりの事がよく見えていてあってすぐに私の憧れになった。この先輩のお陰で生徒会にも興味がでて、部活にももっと気合いが入った。優しくて正義感が合って最高に輝いていた。そしてこの先輩は、コンクールや卒業のときに手紙をみんなに配っていた。この手紙は、私の心の支え。私の挑戦の源。

からかい

慣れてきた時よく男子からからかわれた。いろんなことで前に出るし、元々されたことはあるから慣れていたけど辛かった。方言に慣れれなくて、イントネーションが違っていることやアニメ好きなことをいじられた。イントネーションは、何度も苦しんだ。体育の班でリーダーをしていたから挨拶の号令をしないといけなかった。挨拶をしたあとに何回もコソコソした声や笑い声が聞こえた。でも、誰もどこがおかしいかなんて教えてくれなかった。本当に辛いけど仕方ない、すぐおさまると我慢をした。そんな時クラスメイトが先生に話してくれたみたい。先生が「こんなことあったんやろ。注意しといたよ。クラスの子がおしえてくれたんよ。味方は、必ずいるからね」と言ってくれた時心が落ち着いて嬉しくて泣いてしまった。そこから減ってきてもうどうでも良くなった。

生徒会選挙

せっかくならと挑戦した。なんと同級生からは、私以外でなかった。このときふと、こんな転校生の私がしゃしゃり出ても良かったのかと不安が襲ってきた。でも、信任投票が行われると全会一致だったそうです。不安は吹き飛んでやる気が湧き出てきました。そして、メンバーが決まって活動がはじまりました。もともとやるべき事がたくさんあるのは苦ではなかったのですが、本当に目が回りそうなくらい忙しくて大変でした。

2022

後輩

はじめてましての人しかいない。みんなは、知っている人がいる。自分から動けなくて話せなかった。今思うともったいない事していたなと思う。徐々に名前も覚えれて話せるようになってきた。

クラス

この時期が一番クラスが荒れていた。授業妨害は当たり前で怒られる毎日。真面目に受けていたのに、悪くないのに落ち込んでしまう。生徒会に入ってるからなんとか動いてよと先生に言われたことがある。無理。辛かった。クラスで連帯責任をとるのは、集団の中で生きていくうえで大切なのはよく分かる。けど、どうしようもなかった。もうとにかく3年になるのが怖かった。

次期生徒会

選挙にこの年もでた。候補者は、私入れて3人。争うんだけど嬉しかった。結果は、生徒会副会長。悔しかった。でも、気持ちを入れ替えて頑張った。次期委員長の面接も関わった。同級生の真剣な態度。変えたい、頑張りたいという気持ちが見えてすごく嬉しかった。来年大丈夫かもしれないと希望の光が見えた。後輩の子も増えてそれぞれの個性があってとても面白いメンバー。ワクワクしかない。

2023

記念行事

地域の特性、クラスメイトの個性が溢れてすごく楽しかった。はじめは、難しいかもしれないと思っていた40kmのサイクリングもクラスメイトに親に励まされて完走することができた。自分の限界に挑戦できて、将来を見据えることができた。クラスにも向き合えた。改めて3年になるのが楽しみになった。

最高学年

ついに3年生になった。先生が10人近く変わるという異例の事態がおきてびっくりしました。そんな中新入生オリエンテーションでの劇の台本を作った。とにかくうけた。すごく楽しくて幸先がよかった。部活に後輩が10人以上入ってくれてとても良い嬉しかった。はじめてパートの後輩もできた。部活では、副部長も任せてもらって充実していた。

生徒会活動

とにかく新しいことをやれるだけやった。クラスマッチに全校で遊ぶ時間をつくった。みんなの笑顔がとてもまぶしくて企画に運営大変だったけどやってよかったと強く強く思えて私の自信になった。コロナでできていなかったものもできてこれまでにないくらい充実した。文化祭の準備の時ある事件がおきた。オープニング映像の撮影のために先生から借りていた指し棒が壊れてしまった。良くない壊れ方で企画が全部なしにされてしまうんじゃないかと不安に襲われた。当事者と生徒会メンバーで先生に謝罪にいったら3年部の先生もいた。何を言われるか怖くて怖くて泣きそうだった。でも、学年主任の先生が生徒会メンバーのわたしたちに向けて「あなた達は、悪くない。むしろいろんな挑戦しているし、自分たちの行動に責任をしっかり持っている。だから自身を持って。大丈夫だから」と優しく言ってくれた。その後、みんなで泣いてしまった。自分たちがやってきたことは間違っていなかったと努力がむくわれた気がした。その後、対策などもして文化祭は大成功だった。生徒会活動は、本当に大変で苦しかったけどやってよかった。

行事

どの行事もコロナの影響を受けなくなった。思い描いていた行事そのものでとても楽しかった。みんなで集まってものを作ったり、夏休みに集まったりととても青春だった。文化祭は、1番思い出深い。有志発表で作った動画を発表してすごく楽しくて夢への決意も固まった。

部活

新しい先生との部活で今までと違って大変なこともあったけど楽しかった。最後のコンクールでは、ソロを任せてもらえた。みんなで心を一つにして最高のできだった。でも、本番緊張がひどくて思うような演奏ができなかった。終わったあと泣いている子がいて、悔しかった。でも、みんなで協力できだからこそくやしいという気持ちになれた気がして嬉しさもあった。そして、最後の文化祭。ここで引退。これまでの中の1番の演奏ができて楽しかった。この時間がずっと続いてほしいくらいに最高だった。悲しさもあって泣いてしまった部分もあったけど本当にこのメンバーで部活ができてよかった、やりきったという気持ちが多かった。

受験

行事が、終わってすぐ受験。神山まるごと高専。結果は、不合格。全力が出せなくて悔しかった。でも、すぐ切り替えた。次は、国立の高専。失敗を活かして自分の全力を出し切った。結果は、合格。本当に嬉しかった。でも、クラスメイトは終わっていない。経験をみんなに繋いでみんなに合格してほしくて全力でサポートをした。

3/19

卒業式。正直実感が湧かなかった。でも、答辞の時泣いてしまった。というか泣かされた。答辞にたくさんの私達への愛がこもっていて泣くしかなかった。涙が止まらなかった。次の合唱はあまり歌えなかった。教室での最後の学活。改めてこのクラスで良かったと思えた。引っ越してみんなとあえて幸せだった。この先生たちに出会えて良かった。
そして、春から頑張ろうと思った。次あったときには絶対成長してもっともっとこの中学校のおかげで、この同級生のおかげで変われたんだと思えるようになりたい。

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