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映画エッセイ

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映画が好きです。映画にまつわる話や映画のエッセイを書いています。
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#映画感想

映画『チャレンジャーズ』今年1番面白い映画

ルカ・グァダニーノ監督作品 映画『チャレンジャーズ』のテキストを寄稿させていただきました…

Fumi
1日前
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映画【パスト・ライブス】もう戻ってはこない過去との決別

映画「パスト・ライブス」は公開日のレイトショーで観た。映画が始まった時の私はまさか車の中…

Fumi
9日前
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『ボーンズ・アンド・オール』最も気高い究極の愛の話

観終わって2日以上経っているのに未だにこの2人を思い出す。きっと私が何も手につかなくなって…

Fumi
1年前
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日々と恋愛映画

変わる時は一瞬だ。後で振り返ればなかなか大変だったとか長かったとか思うのだろうが、その瞬…

Fumi
1年前
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映画「わたしは最悪。」世界で1番最悪なわたしの人生も、全部まるごと引き受ける

この映画を観ながら、過去の自分の愚かな経験や行動もパッとしない人生もそんなに全然悪くなか…

Fumi
2年前
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映画「カモンカモン」完璧でない私たちの世界にみえた、未来への希望

今も思い出すだけで、目から涙がこぼれ落ちそうになってしまう。きっとこれから先、何度も観た…

Fumi
2年前
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映画「マティアス&マキシム」近すぎて見えなくなるほどの、愛と優しさの物語

これは、同性同士の恋や、何か特別な恋愛物語を描いたものではない。 男や女なども全く関係なく、どこにでもある普遍的な人間の愛の物語だ。 思わぬきっかけで、思わぬ人を好きになる。 そういう経験がわたしにもある。 そして、この作品を観て、グザヴィエ・ドランという監督はきっとすごく優しい人なのだと思った。 ごく個人的な思い入れからこの映画を大切にしたいと感じ、ここに感想を書くことにした。 彼の映画から垣間見える監督としての唯一無二の作家性や、俳優としての繊細さ、人間の感情

映画【フレンチ・ディスパッチ】文化への愛と、ままならない人生の物語

私が初めてウェス・アンダーソンという映画監督を知ったのは2003年、高校を卒業したばかりの18…

Fumi
2年前
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映画「偶然と想像」昔の終わらなかった恋愛を思い出す

映画「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督作品「偶然と想像」を鑑賞した。 パンフレットに…

Fumi
2年前
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映画「ドライブ・マイ・カー」時間をかけて考えることを肯定する

ニューヨーク映画批評家協会賞にて、映画「ドライブ・マイ・カー」が作品賞を受賞した。日本映…

Fumi
2年前
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映画 「街の上で」 下北沢という街と、あの頃の記憶

かつて下北沢という街で、それほど多くの時間を過ごしてきたわけではない。 そんな私でも、大…

Fumi
3年前
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エヴァと私と、24年

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を鑑賞した。20年以上にも及ぶエヴァの物語がようやく終…

Fumi
3年前
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映画「アンカット・ダイヤモンド」宝石と金と愛と

むき出しの欲望や強すぎるエゴイズムは、滑稽で不快だが、なぜか度を超えてくると感動になるの…

Fumi
3年前
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私的2020年の映画総括

今年は例年より映画館には行けなかったもののストリーミング配信にかなりお世話になった一年だった。特にNetflixは、映画に限らず、ドラマや、海外のドキュメンタリー作品も面白く、旅の出来ない昨今でも、かなり世界を身近に感じられた気がした。私はNetflixは特に「食がテーマの作品」が秀逸だと思っている。(シェフズテーブル・ファイナルテーブル・ナディアのお助けキッチン等・・個人的にとてもおすすめなので多くの人にみてほしいぐらいファンだ。) 食を通して各国の文化やちょっとした習慣