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2023.04.14 にっき

仕事帰りに本屋に寄って、村上春樹の新作を買った。

買うかどうか悩んでいたのだが、書き出しを見て即購入。あのみずみずしさはなんだ。

周りにも同じ本を持ってる人が何人もいて、ああみんなこれからお仲間になるんですね、楽しみだなぁ、と本屋を後にした。


駅のホームで、無印のバームクーヘンの袋を開ける。紅茶の香りが拡散して、たじろぐ。

バームクーヘンをむしゃむしゃ食べながら、電車を待つ。


そういえば、高校生の頃は部活帰り、ポテチやらするめやらを買い込んで、電車のボックス席で友人たちと食べてたな。ふと思い出した。

いつも20時台の電車を逃し、21時台の電車を待っていた。その間に、駅のNewDaysや学校近くのスーパーでお菓子を物色する。


で、ときどき好きな人に会うと、おずおずとお菓子をすすめていた。好きな人は友人の彼氏で、もちろんそこに割り込むつもりもなく、お菓子を渡すだけでよかった。それだけで満足だった。

しかし、毎回拒否されていた。


なぜなら、私のセレクトは、するめや梅干しのお菓子ばかりだったからだ。

非常に残念だけど、たしかに部活で疲れた身体にするめは沁みない。糖分が欲しいだろうに。

まあ、梅干しのクエン酸は効くかもしれないが。

拒否されてもしょうがない。残念な私のセンス。

高校も部活も楽しいと思えなかったし、1年生のときだけの習慣だったが、今思えば、電車でのお菓子タイムは「高校生」をエンジョイしていた唯一の時間だったかもしれない。


あかんあかん、たまに過去のことを思い出してザワザワしてしまう。昔は良かった、ではない方のザワザワね。



よし、今日の夕食はカレイの煮付けにしよう。

過去のザワザワに取り込まれる前に、むりやり現実に帰ってきた。

最近、思考の切り替えが上手くなったな。いいことだ。

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