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ちびまろを出産してから、時々思うこと

(普通って何よ?っていうのは置いといて、)普通に息子ちびまろを産んであげられなかったという現実に対して、時々思うこと。これって早産あるある?ただ私がネガティブなだけかな(´・_・`)


32週6日で緊急帝王切開になった私は、破水も陣痛も経験しなかった。
なんなら正中線も出ずに妊婦生活を終えた。
足の爪も自分で切れたし、靴下も自分で履けた。
出産の1週間前まで普通に出勤していて、白衣高血圧症以外はとにかく順調だった。
フラッと健診に行ったら血圧がバカ高くて入院になって、3日後には麻酔の痛みだけで出産した。

産みの苦しみを経験していない、って感覚かな。

入院になって緊急帝王切開が決まった時には、この年齢になっても妊娠を諦めなかったことがいけなかったのかな…とも考えた。
息子の産声を聞くまで、申し訳ないという気持ちに潰されそうだった。

本来ならまだお腹の中にいるはずの息子を母体の事情で世に出しひとりぼっちで頑張らせてしまったから、
「お母さん、よく頑張ったね」という言葉は、自分には相応しくないとなんとなく思っている。
頑張ったのは息子と医療従事者のみなさんで、私はただただ無力な母親だったなと。


でも、それを引きずっててはいけないなとも思う。


術後に痛みは十分過ぎるほど経験したし、ある日突然酷い貧血になり輸血一歩手前までいったし、高熱にうなされて三途の川が見えたし、赤ちゃんいないのに3時間おきに起きて分泌量に一喜一憂しながら搾乳したし、どんなことがあっても毎日N・Gに通い続けた。

息子はちょうど予定日に退院した。
だから、無事に我が家に迎え入れるまでの間、ちゃんと母親として頑張ったって思うことにしよう。お腹の中で育てたのと同じくらい、いや、それに負けないくらい、頑張ったのだと思うことにしよう。

それに、息子の主治医やたくさんの素敵な看護師さんたちと出会うことができた。この出会いは財産だと思う。
予防接種やシナジス、フォロー外来へ行くたび、いろんな方に名前を呼んでもらえて、成長を喜んでくれて、私の話も聞いてくれて、元気をくれる。


葛藤する私に、ある日旦那が言ってくれたこと。

「本来ならお腹の中にいるはずの期間に直接見ることができて、触れることができて、話しかけてあげることができたなんて、幸せなことなんじゃない?」


ありがとう。
家族3人、笑って暮らそうぜ!!


というわけで、子育て楽しんでます(*´꒳`*)

そしてちびまろは順調です٩(ˊᗜˋ*)و