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俺は毎日ライトニングケーブルと20分戦っている

僕はお金が苦手です。
お金は遣ったり、稼いだり、貯めたり、貸してもらったりすることができますが、僕はその全て、お金を用いる全てが苦手なので「お金が苦手」と、自己紹介をすることもあります。

その一例というわけでもないのですが、今日は僕が最近「ライトニングケーブル(充電ケーブル)」と毎日20分格闘している話をします。お金の遣い方がなっていない。と、思われるはずです。

そもそも僕は、周りの人をみる限り、アイフォン充電の残量にあまり頓着がないように思えますし、ライトニングケーブルに強いコダワリを持ってもいません。

コレまでに買った最高額のライトニングケーブルは、中野の「ドン・キホーテ」で大体4,000円くらいだったと思うのですが原則、僕はあの線に対して「使えれば良い」評価基準しか持っておらず、購入時に安さを優先させることが通常です。

いつも秋葉原の路面店や家電製品店のイヤホン売り場の辺りで、金額と名前・評判を知らないメーカーの信用性とを天秤にかけています。
緊急の充電に迫られた時などに「ダイソー」「Can Do」などで購入することも頻繁にあります。

その時はなぜ4,000円もの大枚を叩いたかというと、そいつが特段タフネスそうに見えたからです。メタリックなオレンジ色のワイヤーが螺旋状を織り成し、何かロープみたいな無骨さが格好がよく、気に入りました。

もちろん、見た目に見合うだけの、頼もしそうな強靭っぷりもアピールされていました。
少なくとも、100均で売られているライトニングケーブル40本分よりも活躍してくれそうでしたし、充電を繰り返すことでアイフォン自体も強くしてくれるような見た目に惹かれたのです。

この筋肉ケーブルで俺はアイフォンを充電させてぇ!

先物買い、投資家になったつもりで購入したのですが、
彼は2週間後に”口金”を痛めて現役を退きます。

売り文句で散々「俺はとことん断線しない」ことを謳っていたのに、そんなところにも罠があるなんて…。
もはやライトニングケーブルに何も信用ができません…。

それ以降僕は、ライトニングケーブルにますます「安さ」を優先させるようになりました。

紛失まで考慮すればなおのことです。安いライトニングケーブルのなかには、思いのほか長生きするモノもたまに混じっているので、その1本を引き当てるまで買い替え続けるスタイルを採用しています。

さて、今使っているライトニングケーブルは那覇の「ドン・キホーテ」で1,000円で購入したモノですが、大体、人間でいうと70歳前後。
そろそろ後続を探す時期も近いのでしょう。

というより、実害も出ています。アイフォンに刺して1発で充電モードになることは珍しく、段々と充電成功率も下がってきているので、買い換えている人はとっくに買い換えているのだと思います。

それでも僕が新しいライトニングケーブルを購入しない理由は、ライトニングケーブルは僕にとって高額な買い物であるから(1,000円〜)、残金の目減りを回避してでも購入を先延ばしにしたいから。
も、理由なのですが、なんだかんだ毎日充電を成功させていることにもあります。

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先端を親指でつまみ、グリグリ探し当てた角度をキープしつつ机に置くミッションを遂行する時の心境は丹下段平に近いモノがあります。

その角度をキープし続けるんだジョー!
机においた衝撃で何度接触がズレても20分程度、ジョーを鼓舞し続けることで、何とかファイティングポーズをとってくれることに「良し」としているため、(ここ1ヶ月あたり)毎日、購入を先延ばしにしているのです。
(調子の良い時などは『ポケモンGO』をプレイしながらでも充電されていることもあるので、まだイケるのだと思います。)

また、ケーブル全体に同じことが言えるのですが、コレまで僕はケーブルの類(たぐい)を創意工夫でなんとかしてきたような気もしていて、その経験則も購入の敬遠を助長させているのだと思います。

プレイステーションの出力ケーブルの不具合は、ケーブル端子の下に『週刊少年ジャンプ』1冊と赤松健先生の『ラブひな』1巻を敷いて角度を調節して解決できていましたし、口金を爪切りのヤスリ部分で削る、無理やりな「ザオラル」をかけることでケーブルの寿命を延ばしてきた過去も持ちます。

こういうことをいうと、「時は金なり、その20分が積もることで……」と、ウホウホ正論言われてしまうのでしょうが……僕はただ充電したいだけなのに、悩んだりウホウホ正論を言われるなんて、なんて面倒なのでしょうか…。

さて、話がどっちらけになってしまいましたが、書きたいことを書いたので、今日はコレでヨシとします。

今後、続きで…
・「モノのタフネス」をひとつの美学と捉えている話
・「飲み物代」には、糸目を付けない話

などを書くかもしれません。おわり。

飼い主の彼女からの一言

ふみくんはライトニングケーブルの他、イヤホンも何度か買い換えています。私のイヤホンを貸したら、5秒で紛失という最短記録を樹立したので、それ以来何かものを貸す時はあげるつもりで渡しています。

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