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憧れの人

高校生の時に夢中になったのが、「風と共に去りぬ」でした。映画を何度も見て、読めもしないのに原書を買って、ただひたすら書き写したりしていました。

大人になって改めて映画を見ると、主人公のあまりにも破天荒な生き方に驚きました。でもきっと、情熱的で我がままを通していく、自分の心に正直な生き方に憧れたんだと思います。

自分に正直に生きるって、実はとても疲れるし大変なことです。人の視線とか常識とか、目に見えないものに縛られて、本当は自分がどうしたいのかを見つけることさえ、実は難しかったりします。

心の引っ掛かりをそのままにせず、答えのない問いを考え続け、誰になんと言われようが自分の考えを信じて行動していくこと。そしてどんな結果になろうとも、明日は明日の風が吹くと言って前を向いて生きること。良きも悪しきも、確かに私はスカーレットに似ているような気がします。映画の中の彼女より年を重ねた分、少しは穏やかさと包容力が身についていると思いたいものですが。

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