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NATTOKU
私がソファーに横たわったまま動けなくとも、子どもたちは勝手に朝ごはんを食べお弁当を作って元気に出かけていく。
朝ドラのあと両親とお茶を飲みながら、5年以上ぶりの帯広訪問の打ち合わせ。
来帯時はいつも子守りだったから、遊びを目的に来るのはほぼ初めてじゃないだろうか。
午前の仕事を済ませて、お昼は高校時代の恩師と卒業ぶりに再会しお食事&打ち合わせ。
午後の仕事を済ませて母の日にいただいたプレゼントを眺めながらバナナケーキを焼く。
お腹を空かせた娘たちが帰ってきて、パクパクとつまむ。
最近の出来事を話しながら、美味しいねと言いながら夕飯を食べて、なんだかみんな早めに就寝。
今日は学校の保護者説明会に参加した後で娘とランチして、大切な仕事のために、そのまま帯広へ向かう予定。
私は、"人生で最も幸せな日"を更新し続けている。
色々あったけど、よく頑張ったね。
人生の節目を知ってくれている恩師の言葉が温かく重い。
恩師たちの存在があったから、学ぶことの楽しさを知れたし、正しい努力の仕方を練習できた。
だから今の私が在る。
そんな当たり前のことを思い出させてもらった。
残念ながら世界史は苦手なままだったけれど、好きなことを極め続けて生きる姿は、私の人生の指針でもある。
人に恵まれて生きてこられたことに感謝しかない。
学校受け入れの仕事をしていると悲しい気持ちになることも多いのだけれど、「3人変われば充分」という恩師の言葉を忘れずに続けていきたい。
夜、受験勉強に励む長女から聞かれた。
「大切なのは自分が納得するかどうかだと思うんだ。お母さんの"納得"って何?」
一瞬とまどい、こう答えた。
「お母さんは、自分の人生に納得していたいんだ」
そんな話をしていたら、この平和で幸せな時間は、自分が求めたからこそ訪れたものだと思えた。
これからも私は、自分が納得できる人生を目指し続けるんだ。
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