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最後の「ありがとう」

運動指導者の働き方改革を推進する、池田扶実子です

四十九日まで……やはり「父」について書かせて下さい
今日で父が他界して20日……
少しずつ仕事に復帰……
仕事をしているときは、忘れていられるんですね
父のこと……
家に戻ると、あっ……あそこにいたな、あんなこと言ってたな
と、思い出す

父が亡くなる前に
看護師さんから伝えられた、父の最後の言葉
「娘に、ありがとうと伝えてくれ」
口から挿管され、苦しいのに話したそうです
看護師さんが「苦しいでしょ?大丈夫?」
父「大丈夫……」

溺れるような苦しさ……
看護師さんが「チューブが入った状態で声を出した人は初めて……」
どうしても伝えたいと
父は思ったのだと……
ここで言わないと、言えなくなると
悟ったのだと

その「ありがとう」は
私が貰ったどんな言葉よりも重くて
どんな言葉よりも優しくて
心に留まっています

どんな気持ちだったのだろうと思う度に
どうしようもない思いに駆られます

常に悔いの無いように
父に接してきたつもりでしたが
どんなに尽くしても
悔いは残るものですね

父に負けないくらいの「ありがとう」
父に捧げます
お父さん、沢山の愛をありがとう


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