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わたしはぜんぜん流行っていない。

これもエゴサーチ、というのでしょうか。

自分の名前を検索することはないのですが、自分の関わった仕事、自分の好きなもの、自分の好きなひと、などの名前を検索することがあります。

すると、よほどのことがないかぎり、それを話題にしてくださっている方々は大なり小なりいます。自分の書いた本や記事について、「おもしろかった」と言ってくださる方、「けしからん、不愉快だ」とぷんぷんされている方、あるいは「最近これが話題だけど、どーなの?」とおっしゃっている方、いろんなところにいろんな方々がいます。

それを見ていると、「わぁ、バズってる」「きゃあ、炎上してる」と一喜一憂したくなるのが人情というものでしょう。


でもね。

ほんとのほんとのほんとの話、そこで感じている「バズり」や「炎上」って、ぜーんぜんたいしたもんじゃないんですよ。

だって、自分のほうから探しに行って、検索エンジンというテクノロジーの力を借りて、ようやく見つけた「にぎわいらしきもの」じゃないですか、そんなの。にぎわってさえいない点と点と点と点を、むりやり一箇所に集めました、ってだけの話じゃないですか。

それがほんとうに流行っているときは、探すことさえいらないくらい、向こうのほうから聞こえてくるものでしょう。


わたしはぜんぜん流行っていない。

まずはそこから話をはじめないと、大事な舵を失ってしまうような気がしてるんですよねー。