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カウントダウンで考える。

一週間が早い。驚くほど早い。実際にいま、驚いている。

しかしながら、いざ今週の月曜日にやったことを思い返すと、ずいぶん昔のことのように感じられる。今週の月曜日、ぼくは「バトンズの学校」の第2回フィードバックを全員分(当初の期限をずいぶん過ぎた上で)戻し終えたのだった。ああ、なんだかもう数週間前の話のようだ。

つまり、ぼくの言う「一週間が早い」とは「あっという間の一週間だった」との振り返りではなく、「もう金曜日なのか!」の焦りである。やべえぞ、ぜんぜん進んでねえぞの嘆きである。

これは1年単位でも同じことが言えて、たとえば「もう9月なのかー。早いなあ」と言うとき人は、うしろ(過去)を見ているのではなく、たぶん前を見ている。年末までの残り時間を見て、「もう9月」であることに驚いている。20代とか30代とか40代とかの十年単位だって、そうだろう。大事なのはいつだって残り時間なのだ。


残り時間ってことで考えると、ぼくはこのさき何冊くらいの自著を書くのだろうか。来年に一冊書くことは決めているものの、そのさきの予定はまったく立っていない。自分の本を書きたいと思うかどうかもわからないし、自分にその需要があるかどうかもわからない。まあ、数年に一冊書くと考えて、多くても5冊くらいじゃないのかなあ。

……と考えると、一冊の無駄もできないことが明らかになる。おもしろい本でもつまんない本でも、書くときの手間はそんなに変わらないものなのだ。


来週末に第4回を迎える「バトンズの学校」も、そろそろ折り返し地点。

「もう4回!?」でも「まだ4回!?」でもなく、「あと4回!?」の健全な焦燥が必要になってきているところだ。