
ブログを1年書いてわかったこと
もうそろそろ言ってもいいんじゃないか。
いま、ぼくのなかのちいさな誰かが耳元でささやいています。とりあえず1年続けることはできたので、そろそろ毎日ブログを書く、ということについての自説を述べてもいいんじゃないか。まだまだほんの1年だけど、はじめる前は1年どころか半年さえも無理かもしんないと思っていたんだし、そろそろ言ってもいいんじゃないか。ほんの少しだけなら、言ってもいいんじゃないか。
1年も続けられないかも、と予想していた理由は、大きくふたつあります。
ひとつは、仕事が忙しくて手がつけられなくなること。もうひとつは、書くことがなくなってしまうこと。
そしてこのふたつ、解決策というか、突破口は同じところにありました。
まず、いちばんの挫折ポイント「仕事が忙しくて手がつけられない」。これはもう、「それ込みの24時間」として考えるしかないですよね。たとえば、ぼくみたいな無粋な人間であれば2〜3日お風呂に入らなくても生きていけますけど、きれい好きな方々は「せめてシャワーだけでも」と、どんなに忙しくても毎日お風呂に入るじゃないですか。なんかそういう、シャワーを浴びたり仮眠をとったりと同じような感覚で書けるようになりました。
そしてもうひとつの挫折ポイント「書くことがない」。これって、「書くネタがない」だったら、ありえると思うんです。でも、ぼくの場合は、しっかりと練り上げた「ネタ」を書いてるわけじゃなくって、感じたことや思ったことをつらつらと書いてる(考えてる)だけですからね。「背伸びをしない」という割り切りができれば、書くことなんて毎日いくらでもあります。
とかなんとか、1年間続けてみて実感したのは「毎日なにかを書いてる人は、その中身だけである程度判断しても大丈夫じゃないか」ということ。つまり、「書いてるもののなかに、そのひとがかなり現れてるんじゃないか」ということ。だって、毎日こういうものを書こうと思ったら、ウソなんて書いてる場合じゃないですから。SNSみたいに短いものだったり、週に1回くらいの更新だったらウソや背伸びも可能なんだろうけど、ある程度の長さのものを毎日書くとなると、それも通用しなくなるし、地の色が出て、素っ裸になっちゃう。
うん、1年間書いてみて言えるのは「わたしはこういう人間です」ってこと、そのひと言に尽きるなあ。
背伸びをせず、偉ぶらず、ウソをつかない。それだけが長続きの秘訣じゃないかと思います。