
きっぷのおじさん
32
「きっぷのいいひと」でありたい。
出し惜しみをするひとには、なりたくない。シェアの時代、もっとも損をするのは「ケチなひと」だと思うのだ。
自分の言動、とくに誰も見ていないところでのふるまいを観察すると、情けないほどたくさんの「ケチな了見」が発見される。「なーにケチくさいことしてんだよ」とあきれ、笑いが出てくる。そこでちいさな手間をケチって、ことばをケチって、やさしさをケチって、いちばん損をするのはお前なんだよ、と。
まわりに迷惑をかけちゃう「だだ漏れなひと」になるのはどうかと思うけど、その範囲でない限りは、なるべく「きっぷのいいひと」ではありたいのです。
きょうはもろもろテンパっており、こんな短い更新です。
明日から韓国出張。それまでに大仕事をひとつ、終わらせます。
32
ライター。バトンズ代表。最新刊『取材・執筆・推敲』(2021/4/6発売)。その他著書・共著に『嫌われる勇気』『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』『20歳の自分に受けさせたい文章講義』など。週日更新しています。http://www.batons.jp