見慣れぬ車を見かけて。
「おー、いいじゃん」
犬の散歩をしていたとき、公園の駐車場から出て行くだれかの車に、思わずそう言った。お尻のところを確認するとやはりFIATで、「500L」とある。あれー? 500Xがあるのは知ってたけど、500Lなんてやつの存在は知らなかったぞ。帰宅後、ネットで検索してみるとそれは日本未発売の車だった。
(上のサイトに載ってる写真に比べ、実物はずっといいです)
FIAT500には10年近く乗っていた。ほんと好きだったなあ。もう、一生この車でいいよと思ってたものなあ。
いろんなところに行った。
犬も気に入っていた。
雨宿りもした。
けっきょく犬と遠方まで旅行するには狭すぎるとの判断から、いまは違う車(mini)に乗ってるんだけど、「いい感じの広さのFIAT」が発売されたら、そのうちFIATに戻りたいとはずっと思ってきた(500Xはあまり好みではない)。うーん。FIAT500L、日本発売はないのかなー。左ハンドルの車はどうにも苦手なので、なんとか日本仕様車がほしいところだ。
……と書いてて気づいたのだけど、あんなに好きだったはずのFIAT500、写真が全然残ってないんだよなあ。いや、車の前で記念撮影するほどの愛車家でないとはいえ、もっともっと車から見える風景や、車のいる風景を写真に撮っておけばよかったなあ。
旅行でも日常でも、写真に撮って「損」をすることなんてゼロですからね。しかもいまはスマホがあるんだし。
こんな写真でも、撮っておいたほうがいい。きっと。