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暑い気温と分厚い原稿、熱い思い出。

きょう、浜松市の気温が41.1度にまで達したのだそうだ。

気象庁をはじめとする天気の専門家たちからは「災害レベルの猛暑」や「命に関わる危険な暑さ」などの声が聞こえてくる。たしかに41度なんて、普通にお風呂だ。なんだかこの20年くらいで夏の温度、相当におかしなことになっている実感がある。

前にも書いたことだけれど、シンガポールの初代首相リー・クアンユーは、「20世紀最大の発明品はエアコンである」と語った。テレビでも抗生物質でもコンピュータでもなく、彼はエアコンを20世紀最大の発明品だと言った。たしかにこの暑さのなか、エアコンが1台もなかったとしたら、日本はどうなっていたんだろうと考える。超がつくほど高温多湿の地域において、エアコンほどありがたいものはない。


■ 推敲がはじまった。

先週末にいったん書き終えていた原稿、今朝から一項目を書き足して、一応脱稿と呼ぶことにした。自分史上最大級の、アンドレ・ザ・ジャイアントみたいな原稿である(のこる「はじめに」と「おわりに」については、推敲が終わり、タイトルの方向性が決まってから書くことにする)。

ということで、さっそく推敲がはじまったわけだけれど、こりゃあ大変だ。バームクーヘンみたいな原稿の束、ていねいに推敲していたら、それだけで半年くらいかかりそうな分厚さである。エアコンがなかったらさぞかし大変だっただろうな、と思う。


■ 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』電子化決定&予約開始。

2012年に刊行したぼくのデビュー作でもある『20歳の自分に受けさせたい文章講義』が、いよいよ電子化されることになった(本日から予約開始で、発売は8/30)。しかも、星海社さんがこの夏に独自開発した電子書籍専用かなフォント「なぎ—凪—」を組み込んでの刊行である。

僭越にもほどがありながらぼくは、このノンフィクション用かなフォントの開発アドバイザーを務めさせていただいた(フィクション用かなフォント「フミテ—筆—」の開発アドバイザーは京極夏彦さん)。そのあたりのお話はまた、電子版が刊行されたときにでも書いていきたいと思う。


あと、アンドレといえば熱血プロレスアナ時代の古舘伊知郎さんがアンドレを評した名実況「ひとりと呼ぶには大きすぎる! ふたりと呼んだら人口のつじつまが合わない!」は大好きだなー。