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振り返るための、きょうの日。

今月末を、いちおうの締切にしている。

いまつくっている本の原稿、その推敲まで終えた第一稿の締切を、今月末に設定している。できあがった原稿を編集者(カッキー)に送り、それを一週間かけて熟読・精読してもらい、その後のことを打ち合わせる予定でいま、スケジュールを組んでいる。正直なところ月末まで、この note を更新する時間も惜しいくらいに追い込まれている。


そんなタイミングの先週末、鹿島アントラーズの内田篤人選手が引退した。ブンデスリーガ時代の所属チーム、シャルケの公式ツイッターがこんな動画を上げている。

シャルケ時代は、毎週ほんっと中継観るのがたのしみだったなあ。当時はもちろん DAZN など存在せず、ブンデスリーガの試合を観るにはフジテレビ系の CS チャンネルに加入する必要があったのだけれど、よろこんで加入してたもん。いまのシャルケはぜんぜん違うチームになっちゃったけど、スタジアムの雰囲気やユニフォーム含めて、ほんとに大好きなチームだった。映像を観ていると、いろんな場面を思い出して目頭が熱くなる。


ってね、できればゆっくりシャルケのことや、内田篤人さんのこと、あるいはブンデスリーガのことなんかを書いていきたいんだけれども、こころと時間の余裕を失っていると、それもできないんですよねえ。こう、考えようにも「考える」の海に潜っていけない自分がいる。もったいないことだとは思うんですよ、こんなふうに感傷的な気持ちになって「あのころ」を振り返る機会、なかなかないはずなので。

人はみな、たくさんの「あのころ」を持っている。ひたすらたのしかった「あのころ」は、ていねいに振り返ることによってもっと、まぶしい思い出に育っていく。そしてじつは、きょうという日もいつか振り返ったときにはまぶしい「あのころ」になるのだ。

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2020年の夏をぼくは、どんな「あのころ」として振り返るんだろうな。