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夢のような、いつかの夢。

ああ、なんだったらいますぐに成田空港に向かいたい。

お金はもう、どうだっていい。そのへんのタクシーをつかまえて「成田空港まで!」と叫び、道すがら航空券を予約したい。そしてオーストラリア行きの飛行機に飛び乗って、シドニーだかメルボルンだかの街中を散策したい。

オージービーフを求める旅ではなく、オーストラリアワインを痛飲する旅でもなく、メシなんてマクドナルドでもいいから本屋さんに行きたいのだ。というのは他でもない、『嫌われる勇気』のオーストラリア版(The Courage to be Disliked)が刊行されたのである。

この本にとっても、ぼくのライター人生においても、初の英語化。ぼくが知るだけでも、ここまでの道のりはまったく平坦ではなかったし、ぼくの知らないところでの紆余曲折は途方もないものがあったのだと思う。ダイヤモンド社のみなさんと海外エージェントのタトル・モリのみなさんには頭が上がらない。ほんとうにありがとうございました。

今後『嫌われる勇気』は、このオーストラリア版を皮切りに欧州各国語版が刊行されていく予定だ。先日もポーランド版のカバー見本が送られてきたけど、なんだか自分のことでありながら現実感がまったくない。

世界中を旅しながら、世界の本屋さんで『嫌われる勇気』を買い歩く。それはなんというか、夢だなあ。たっくさんのお金と時間が必要だろうけど、やってみたいなあ。

馬の耳に壇蜜。
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ライター。バトンズ代表。著書・共著「嫌われる勇気」「古賀史健がまとめた糸井重里のこと。」「20歳の自分に受けさせたい文章講義」など。週日更新しています。http://www.batons.jp

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