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ひとつのロゴができるまで。

先週末、『取材・執筆・推敲』に重版がかかりました。

4刷目となる、そこそこ大きな(初版部数を超える)重版です。ライターさんや編集者さんはもちろん、それ以外の方々にも届きつつあることを、少しずつ実感しています。読んでくださったみなさん、仕事仲間やご友人におすすめしてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございます。

まだまだたくさんの人たちに届いてほしい本ですし、これからも「できることは、ぜんぶやる」の方針でがんばっていく所存です。

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きょうは『取材・執筆・推敲』を教科書とする学校(バトンズ・ライティング・カレッジ)の、ロゴマークについてお話ししたいと思います。

もともとバトンズは、ふたつのバトンを手に、設立された会社です。ひとつは「読者へのバトン」。そしてもうひとつが「次代のライターにつなぐバトン」です。

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バトンズのロゴに使われる「b」の文字は、手渡しでつながれるバトンを、モチーフとしています。

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ライターに求められる「読む」「聴く」「書く」「届ける」のプロセスは、大切なバトンを握りしめて走る、リレー走そのものです。わたしたちは誰かの思いをこの手に握りしめ、懸命に走り、読者へとバトンをつないでいかなければなりません。

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「ライターズ・カンパニー」を標榜するバトンズの企業ロゴは、そうして誕生しました。


そして今回、ぼくらは「学校」というまったくあたらしい地平に踏み出そうとしています。

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いまはまだ、なにもないまっさらな土地です。


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その空白地帯に、ぼくらは「batons writing college」というライターのための学校を設立します。


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教室の扉を開け、色とりどりの個性豊かなライターたち、またその志望者たちが集まってきます。


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柔軟な彼ら・彼女らは、これからいくらでも自分を変え、成長していく可塑性と可能性を秘めています。


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講義のはじまりです。「1対多」の一方的な講義ではなく、一人ひとりに寄り添った、ガチンコのフィードバックを毎回返していきます。


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講義を受け、幾度ものフィードバックを受けとるなかできっと、少しずつライターとしての軸ができあがっていくでしょう。


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ぼくらの思いや技術が詰まったバトンを受けとり、それを自分のものにしてくれるでしょう。


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みなさんが卒業するとき、ようやくこの学校は完成します。5年後、10年後のトップライターたちが、ここから巣立っていきます。それはもう、ぼくなんかを軽々と飛び越すような勢いで。



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以上、このストーリーは MUZIKA の戸取瑞樹さんと一緒につくらせていただきました。企業ロゴをつくるときもそうだったのですが、戸取さんはぼくにインタビューを重ね、丁寧に、そして迅速にこのスクールロゴをつくり上げてくれました。本の装幀を考えるのとはまた違う、こうしたクリエイターとの出会いやコラボレーションができるのも、「あたらしい場所」に踏み出すことのいいところです。戸取さん、あらためてありがとうございます。

batons writing college、応募締切は今月末(5/31 MON)です。